履修案内に「毎週の講義に行われる実習と課題レポートにより成績評価を行う」とか書いてるのに、突然今週になって期末テストをするとか言い出した教官には抗議していいのかな?
授業計画を立てる段階でこの講義は終わってますな。来年からはこんな教官の講義は受講しないようにしよう。
ようやく宛名印刷終了。これから裏のネタを考えようかな。
それにしても名簿問題で住所がわからなくなってから、「年賀状出すから住所を教えて」と聞くのも、ちと恥ずかしいな。個人情報の取り扱いも面倒になったものだ。
ぐはぁ、まつもとゆきひろさんの講演があるということで、ストリーミングで会場中継を見ようとしたけど、オープンステージの中継しかしてなかった…。有料でもいいからE会議室を中継してくれ…。
ブックマークをクリックしても反応しなくなったのは俺だけじゃなかったのか。
既に修正版の1.12.2004120602が出てます。
無学を晒すようですが、総合職と一般職の違いがよく分かりません。辞書を引 と『出世できるかできないか』という線引きのようですが。
ちなみに俺の研究室がある建物の名称は「総合研究棟」、建設計画段階では「経営情報棟」とかそんな名前が考えられていた(らしい)。
しかし、くだらない縄張り争いの結果、知財何とかセンターとかマルチメディアうげほがが入り込んできて、「経営情報棟」という名前は相応しくないとか騒いで、結局双方の顔を立てると言うことで「総合」という名称を使うことになった(らしい)。
縄張り争いをした結果が12畳の部屋に机を2つ置いているだけで常に無人の研究室とかだから笑っちゃう。
これに限ったことではありませんが、「総合格闘技」や「総合学習」というように「総合」という言葉は、中身がバラバラで実体がないものを、存在するかのように使うケースが多い感じ。
まとめると「総合うげほが」の多くの場合がうさんくさいということです。
ここで言うところの営業秘密の構成要件は不正競争防止法2条4項より以下の三つ。
情報窃盗関係の訴訟の多くが後者2つの構成要件を満たしているが、秘密管理性の要件を満足していないために顧客データ等を盗まれた企業が敗訴している。秘密管理性の要件としては
等が挙げられる。等と書いたのは、営業秘密の窃盗に関する判例においては多くの場合が個別に秘密管理性を検討しているため。
秘密管理性の構成要件の一つ目はいわゆる「社外秘」とか「confidential」とかデータに記載されているかどうか、二つ目は書庫やデータベースへのアクセス制限を行っているかどうか。アクセス制限とは物的・技術的、法的、人的、組織的管理の4つから行われなくてはならない。
まとめると秘密管理してない情報は盗んだ物勝ち*1ということです。
*1 不正競争防止法において
出てます。URLをbbs2chreaderに送るコンテキストメニュー拡張が標準で付属。
むだづかいにっき♂:満足度の高かったゲームのコメント欄経由。
ekkenさんの所に住み着いている粘着君が「ほめてあげるは謙譲語である」と言っているが、そりゃ違う。というか、こういうことを論じるときは少なくても辞書名くらいは明記しないと話にならない。
でだ。googleで「国語辞典」を検索したときにトップに出てくるgoo 辞書に使われている三省堂大辞林を使うことにする。大辞林の「あげる」の項目によると、粘着君は22番目と24番目を都合のいいように組み合わせている。以下意味の部分のみ引用。
(22)(補助動詞) 動詞の連用形に接続助詞「て」の付いた形に付き、主語で表されるサービスの送り手が、他人のためにすることを、送り手の側から表す。 (24)謙譲の意を表す動詞について、その意味を強める。
当たり前だが、「ほめる」という言葉はもともと謙譲の意をもたず、躾の意を持ち、一般的には目上から目下に向かって使う。 「ほめる」という言葉自体は謙譲語でもなんでもなくて単なる動詞である。あえて、謙譲表現にするとすれば「おほめにあずかる」が適切だろう。しかし、粘着君は22の補助動詞と24の意味を持ち出して、「ほめてあげる」は謙譲語だと言っているがそれは間違い。大辞林の用法をそのまま持ってくるが、22は「送ってあげる」「貸してあげる」、24は「差し上げる」「存じ上げる」という使い方が正しい。
ついでに、Yahoo辞書経由で大辞泉でも調べてみたが少なくても、謙譲の意としての「あげる」は一つしか見つからなかった。以下意味の部分のみ引用
13 動詞の連用形のあとに付いて複合語をつくる。 (「申す」「存ずる」などに付いて)へりくだった意味を表す。
むしろ、「ほめてあげる」は大辞林の12番目の用途に該当するだろう。以下意味の部分のみ引用。
(12)「与える」「やる」の丁寧な言い方。
つまり「ほめてやる」を丁寧に言ってるだけで、結局上から見下していることには変わりない。
つーか、アインシュタイン先生からもまずぐぐれって言われているんだから、「ほめてあげる」を検索エンジンで調べろよ!上位に出てくる用法は、ほとんどが子供の躾に関するものだからさ。
こうやって丁寧に解説してあげても、どうせ粘着君は聞く耳を持たないからなあ。あの手のタイプはotsuneさんのようにマメにマジレスして遊ぶか徹底スルーのどちらかがよいのではないかと。
以前、CSS: 「折り返す」pre に従って設定したはずなのに、今朝firefoxで見てみたら、折返しが適用されていないことに気がつく。
何でだろうとテーマファイルを調べてみたら、各種white-spaceの設定の後に
white-space: pre;
が記述されていたのが原因だった。さっくり削除して解決。
preで正しく折りかえされるようになったので、一行が長くても適当に改行しなかったら、今度はRSSリーダーで見たときに右側に突き抜けてしまった。そりゃ、RSSで文字情報だけを取り出してRSSリーダーで視覚処理を施しているから当たり前といえば当たり前。
うーん、preは投稿する時に適当に改行をいれて折り返すべきか、CSSでは見やすく改行されるから、RSSリーダーの読者には我慢してもらうべきか。これは困った。
RSSリーダーで使っているCSSにwhite-spaceを設定してねとお願いするのがみんなうれしい解決方法か?
早速、このサーバーにも仕込んでみた。予定についてはsunbirdとかは使ってないので、それほど効果はでないけど、ふとCalendarをみたいと思った時はタスクバーの時刻プロパティを開くよりも、こっちの方が一年表示とかが見やすくていい感じ。
del.icio.usで特定のpermalinkに対するブックマークコメント一覧を見るためには
http://del.icio.us/url?url=permalink
というURLにアクセスすればいいことを見つけたので、早速section_footer.rbに追加してみた。
# woods [「ほめてあげる」だと他者のために(しかたなく)してやる、という格好になるので、心がこもってない(ほめてやりさえすれば..]
# ポポフ [Woodsさん、その用例はどちらからでしょうか? 現在参照可能なgoo辞書では、「しかたなく」というようなニュアンス..]
# えっけん [思うんですけどね、辞書的な意味がどうであろうと、社会に出て、「俺の使い方は間違っていない、辞書にも出ている!」と主張..]
# torin [その理由を記載しないと、結局「この言葉が適切でない理由は適切でないからだ!」というトートロジーに陥ってしまいそうで…..]
# ポポフ [torinさんへ 継続的な精査、頭の下がる思いです。]
何かいつの間にかクラブニンテンドーでゴールド会員になってたらしく、特製カレンダーが送られてきた。
年度末なのかしらんけど、朝から夜までの8時間があっという間すぎる。頭もいい感じにピヨってきてるし。
4.00 から 4.24 へとアップデート。
4.24になって、ようやくサイドについているドキュメントフリップホイールに前・中・後それぞれに応じたキー割り当てが可能になったので、ゲームでよく使うキーを割り当てた。
予定通り、新横浜の某所でtdtds, kakutani, NT, kmachu, hsbt の5名でWebアプリケーション研究会が開催されたので以下議事録。今後のアクションプランは後でまとめる。
いやー、勉強会というか Hackathon は久しぶりに参加したけど、3時間があっという間にすぎてしまった。場所を用意してくれたたださんと参加してくれた皆さんに感謝感謝。
うまくいくかはわからんけど、どこかの RubyKaigi で ruby1.9 対応の話をする気になったよ。
首都圏でしか売ってないというクォータパウンダを昼ご飯にもぐもぐ。 Mac にしては昼食らしいハンバーガでオレは好きだな−。
最近はイベント駆動開発になりつつある tDiary を Macbook に同梱されている apache 経由で動かしてみようと思ったら、システム環境設定では確かに動いているはずなのに全く動いている気配がない。
少し調べてみたら、遙か昔に遊び程度に入れてみた passenger-2.2.5 が gem clean されてて httpd.conf の読み込み時に落ちていたというオチ。やれやれ。
github 上でちまちまと作業をしている testable_tdiary に svn trunk をマージするなどした。
svn からインポートする時の作り方が悪かったんだけど、master に git-svn でインポートした svn trunk をマージしたら 3000コミットとかなってしまった。この辺はリポジトリを育てる的な意味でもっと勉強してから作ればよかったなー。
ま、そんなこんなで tdtds の人も上の github リポジトリでブランチを切っていったりするみたいなので、collaborator権欲しいよ!って人がいればどことなく声をかけて下さい。
今日は11人といういつも通りにも関わらず、札幌Ruby会議参加者が8人、発表者が6人というアレでそれな内容。
最初の自己紹介で最寄りのたい焼き屋の紹介をしたりとちょっとした部活動になっていたりとだいたいこんな感じ。
帰宅してからぺちぺちアップデート。
それにしても、この辺のゲームハードの更新履歴で日本語でちゃんとした permalink があるページを用意してないのは何なんだろうね。
Xbox の方はだいぶ見た目が変わって何処に何があるのか把握するのが大変だったけど、使いやすさという点では前とどっこいどっこいでまだイマイチわからないかも。3DS の方は更新された部分をざっと確認してから、MH3Gの体験版をダウンロードして軽くプレイしてみた。
MH3G は PSP で慣れてしまった部分が大きすぎるというのと、あの解像度を 3DS の小さなディスプレイに表示するというのがオレにはちょっと耐えきれなかったので発売日に予約して買うのはキャンセルすることにした。人によっては自分を適応させて楽しめるのかもしれないけど、指が勝手に動くというレベルまで慣れた中であの変更はなかなかしんどいわ。
はじまりはじまり。写真は日本に帰ったら追加するかも。
rubyconf.tw の一日目は vmware の mozy というサービスが rails で動いていて、中身の仕組みや rails のバージョンアップをどう進めていったかというような話だった。ちょうどいま、30days を同じようにバージョンアップしている途中なので同じように泣ける部分が沢山あったなあ。
二つ目のセッションは Matz 大神によるモチベーションと RWC で話したお前が世界を変えるんやという話。今年一年の総括という感じのトークで rubyconf.tw に来ていた人は世界を駆け巡らなくても全部の話を聞くことができてとてもラッキーだと思います!
その後はペアプログラミングがいかに大事かという話だったり、mruby の内部を話したり、netzke という Ruby のクラスと Ext JS を良い感じに使うフレームワークだったり、concurrent な Ruby Application の性能比較、だいぶディープな部分の解説だったりと、エモい話は Matz しか話してなくてみんな技術の話をしていたような気がする! この後は台湾のお菓子を食べて休憩してから松田さんの Ruby 2.0 の新機能をアプリケーションプログラマがどう使うかという話。
この後は LT で刺身さんやあんちぽさん、つね様が発表して1日目は終わり。最後にオフィシャルパーティに参加して、発表していた人や参加していた人と話したり。
台湾の人、英語がとても上手でしかもだいぶフレンドリーに話しかけてくれて大変ありがたい。
や、やっと公開出来た。
まだ録画したまま消化できてないTV番組や Thanks Giving セールで買い貯めた電子書籍が大量に残っているので年明けまではのんびりこの辺を消化しよう...
通勤時にちまちま進めて第4章ということろ。シナリオの流れは良く出来ているけど、同じ敵と戦う回数に比べて、装備に制限がかかりっぱなしなので、倒しても倒しても楽にはならなくて若干だるくなってきた。
今日は上野恩賜公園付近であれこれしてきた。まず笹田さんにちょっと用事があったので、お互いに奥さんを連れてインド料理の店で昼食。
Ruby のしくみのあれこれや来年のカンファレンス何処行きますかねーとか、2.2.0 に向けてぶち込むなら来週がチャンス!とかそういう話をしつつインド料理をひたすら食べていた。
昼食後は笹田夫妻とは別れて石橋メモリアルホールに向かって宮本笑里のコンサートへ。今回のチェロも含めた三重奏というのは初めてだったのでだいぶ良かった。
コンサートの後は国立博物館の特別展示として開催しているエルメスの LEATHER FOREVER へ。この展示は無料にもかかわらず、エルメスの革製品の歴史や展示、文化について知ることが出来てよかった。
ブランド物とか興味なくても、工芸品という観点で見ると楽しいのでオススメ。
nanoblock の情景シリーズの新作が出ないなあと amazon で探していたら、東京駅が限定発売しているらしいという情報を得たので、秋葉原のアトレ1にある TRAINIART に行って買ってきた。
このサイズで 3000 円はえーって感じだけど、限定版だからしょうがないのかなあ。
家で使っている加湿器の VENTA のメンテナンスをするためにメンテナンス用のアレコレを買った。
ちょっと値段ははるけど、かれこれ10年近くまともに動いているので結果的に安上がりになってるような、気もちょっとだけする。
ついに四国征伐が開始されて仙石のせいで討ち死にする信親が登場という話。信親をすごく魅力的に書いてるのは、その分九州征伐での何かにつなげるためなんだろうなあ。面白かった。
新居になってから今まで使っていた加湿器だけだとリビング・書斎、寝室などの加湿は無理っぽくなったので、みんな大好き Anker の家電ブランドが出している加湿器を買ってみた。
amazon の画像だといまいちわからないけど、実際の大きさは結構大きくて、水も満杯に入れると丸二日くらいはつけっぱなしにしていても良いくらい加湿ができる。稼働については、いい感じに加湿しておいてモードと湿度を指定できるモードの二つがあって、あとはタイマーがある。加湿器としての機能は最低限のものを備えつつ、Anker っぽい「いい感じの機能に特化したものだけをくれ」というのは継承していていい品だと思う。オススメ。
eufy Humos Air 1.1 超音波加湿器 【自動湿度調整/超静音 / 最大26時間連続使用 / 自動停止機能/アロマデフューザー機能搭載】 T31405N1
eufy
(no price)
渋谷周辺の Web 業界に近いエンジニアで集まって、松木家ですき焼きを食べてきた
それぞれの仕事がらクラウドっぽい話が多かったり、最近はみんなブログツールを作らないからダメなんだよ!とか、Ruby で作ってまじ失敗した〜とか、Java じゃない良い言語ないの〜とかそういう感じの話で盛り上がっていた。今年は初参加だったけど、来年以降も参加したい。幹事のモリスさんお疲れ様でした。
面白いらしいといううわさを聞いて買ったまま放置していたカイゼンジャーニーを読んだ。
アジャイル開発、スクラムなどの文脈で出てくるプラクティスは全部入りという感じでストーリー形式でどのような課題に対して何を価値と考えてやってるのかというのを改めて確認できるのが面白くて良かった。おススメです。
nanoblock 10 周年記念モデルの地球を作った。上に建物をそれっぽく配置しているけど、ブロックという縦方向の形状だけで地球という球体と大陸をうまく表現しているのが特に良かった。
他にもいくつか積んでるのがあるので、ぼちぼちと作っていこう...
やっと配信のレンタルが始まったので、Google Play でレンタルして見た。この辺、A9G で見ようと思ったときに Amazon Prime Video がいいのか、PS4 を引っ張ってきて繋いで見た方がいいのか、という辺りがだるくてもっとスッと見れるようにしてほしい...
ストーリー自体はアベンジャーズの後の話、ということで、見てない人にとってはなんのこっちゃとなるだろうなあというのが気になったけど、ストーリー自体は途中で「おおっ」となる部分があったりとメリハリがあって良かった。
昨日の朝からRuby CIが落ちまくっていて、なんじゃこりゃと調べていたら rubygems.org に接続するために同梱しているルート証明書の期限が切れたのが原因だった。とりあえず rubygems.org のインフラチームに確認してこれが正解という修正は出てきたので近々あれこれリリース予定。
https://github.com/rubygems/rubygems/pull/4100
これ、なんでいるのと調べてみたら Windows など証明書ストアをうまく使えないプラットフォームで gem install
するためのものだった。で、新しくするのはいいけど、それじゃ今まで使ってたルート証明書はどっから出てきたの?と @mametter さんなどと調べてみると
https://github.com/rubygems/rubygems/commit/5a31f092d483ea7ccd91adbf08a88593cf0fbbc7
出どころはよくわからんがこれにするとつながるので入れる!バーン!という感じでめちゃくちゃやばかった。これいいの。
とりあえず新しいルート証明書はちゃんと https://valid.r3.roots.globalsign.com/ から提供されているものなので大丈夫そう。
今回もいつも通りぶらっと Discord に集合。
https://asakusarb.esa.io/posts/1067
@kakutani がいたのでちーとぽこと Team Topology や研鑽Rubyプログラミングの翻訳について話したり、マンション事業について話しているうちにあっという間に時間が無くなってしまった。Ruby 3.1 に向けていくつかうりゃっとやらないと行けないことがあるので、集中してやらないと...。
台東区で斡旋している定期歯科検診にいくのを忘れていたので、年内に行っておこうと予約をしてえいやっと昨日行ってきた。
結果は虫歯が1本であとは歯石って感じだったので、チャチャっと来週治療してしまうことにした。
これは 技術広報アドベンドカレンダー 7日目の記事です。
所属しているアンドパッドでの仕事では Ruby の開発をフルタイムに行う、と言うことを担当としていますが、サブとして技術広報も担当しているので改めて技術広報の活動とは何か、について自問自答をしたり、ブランド関連の本を数冊読んで理解した内容をまとめておきます。自分向けのやっていき宣言です。
広報とはよくパブリックリレーション(PR)とも言われますが、パブリックリレーションは基本的に1方向のメッセージであるマーケティングとは異なり、メッセージを伝えたい対象と自分たちの間でコミュニケーションの計画をたて、何をどう伝えるか、結果として何を得るか、を考え、実行することが求められます。
すなわち、技術広報とは、ある組織が保有する技術、または技術を構成するエンジニアの集合、エンジニア組織をメッセージに伝えたい対象に対して、上記のような何を伝えて、何を得るか、を考え実行するのが仕事と定義することができます。
技術広報の仕事を上記のように定義する場合、重要となるのが技術ブランドとそのブランドビジョンです。会社活動においてブランドは、売上や利益をはじめとする経済的な結果から、会社それぞれが持つビジョンの達成やミッションへの共感など、ブランドを活用することでそれらは複利として働きます。
上記はブランドによる複利としてのわかりやすい例ですが、ブランドはマイナスイメージと呼ばれるような負債にもなりえます。
ここまでの整理で、技術広報にとってのアウトカムは自社の技術組織について、複利として効用するような技術ブランドを確立すると理解しました。そのためには、自社の技術領域における、ブランドビジョンを決め、ブランドビジョンの達成のためにイベントの開催や企画、各種情報のコミュニケーションを行う必要があります。
ここで注意したいのは、まず自分たちが伝えたい技術ブランドがあった上で、アクションを取ると言うことで、伝えたいメッセージがないままアクションのみを実行し続けることはPRとはいえません。なお、このブランドは複利である、という考え方はブランディングモンスターの @kotarok の話をベースにしています。
ブランドを作るにあたっては社内外の環境についてマクロ、ミクロ分析、SWOT 分析など多岐にわたって上で決めるなどさまざまな手法がありますが詳細についてはブランドマネジメント入門に書いてあるのでここでは省略します。なお、この書籍にはワークブックが多数用意されており、それらについて現状を埋めるだけでも十分な分析になると感じました。
ブランドコンセプトは会社における、ビジョン、ミッション、バリューのお馴染みの組み合わせに加えて、パーソナリティ、ステートメントなどの作成などです。ここで注意すべきはブランドコンセプトは会社そのもののビジョンやミッションなどとの整合性を確保し包含関係を明らかにする必要があります。会社のバリューとは関連がないブランドバリューを作成しても策定メンバー以外への浸透は難しいでしょう。
また、採用広報と技術広報、DevRel と技術広報は何が異なるのか、という疑問もよく聞きます。採用広報がエンジニアの採用を目的とするならば、技術広報による技術ブランドの確立を人材または組織の何かしらのビジョンやミッションに置き換えてコンセプトを策定し、実行することが技術広報と異なる点と思います。同様にDevRel の場合は対象が自社をプラットフォームとして関わる技術者が対象と読み替えても良いと思います。
いずれにしても、これらはグラデーションを持って相互に補完し合う関係のため、あくまでもビジョンをどこに置くか、という違いでしかないと個人的には思います。
ブランドコンセプトを決めたのちにアクションを実行することになりますが、アクションの対象として社内外の組織におけるギャップ抽出が重要です。社外だけに目を向けてアクションを行うことも可能ですが、ステークホルダ全員で実行しなければブランドビジョンの達成は困難となるでしょう。
例えばビジョンの一つに「かっこいいエンジニア組織にする」のような内容があったとして、
のいずれにも実態はどうであるかをリサーチし、ギャップがあれば埋めるためのアクションを講じる必要があります。技術広報、技術戦略、テクニカルプログラムマネージャ、と呼ばれる組織の人たちが、社内勉強会などの社内イベントも企画しているのは前者の2つのギャップ対策またはブランドビジョンの維持を行う活動のためです。
ここまで準備できたらあとはブランドコンセプトをもとに社内外へのコミュニケーションを行っていきます。商品などのブランディングの世界では VI(Vusual Identity)やトンマナ(トーン&マナー)など、主にビジュアル面での約束事をきめ、コミュニケーションの際にはそれらに準拠した上で一貫した内容にすることが求められます。
技術ブランドについても同様に会社が有する VI に準拠するだけではなく、技術ブランドのコンセプトに従った語彙やイベント、テックブログの視覚的なデザイン、ブースにおける技術の伝え方、ノベルティの作成などを一貫させる必要があります。
その結果としてリサーチなどから得られる「あの会社のエンジニアは楽しそう」「あの会社のエンジニアはレビューをしっかりやってそう」「プロダクトをすごい速度で作ってそう」をもとに、ギャップ調査とアクションを反復しながら、自分たちが望むブランドビジョンの達成のために計画と分析、アクションと検証を重ねていくのが技術広報という仕事です。
と、ここまで書いた上でアンドパッドでどうやっていくんですか!!1という具体的な話については特になくて、11月は https://ossan.fm/episode/217 で話した通り、 Rubyのメールサーバーのことしかやってないんですよね...。ダーッと数冊読んで理解したことを経験をミックスさせて文字でだけ書きましたが、もう少し深掘りしたいとか喋りたいという人はイベントとか podcast に呼んでください。僕も勉強したいです。
超実践! ブランドマネジメント入門 愛される会社・サービスをつくる10のステップ
ディスカヴァー・トゥエンティワン
¥2,822
少し前に楽天マガジンの UI が大幅にアップデートして、お気に入り登録している雑誌の新着ページから既読済みの雑誌が消える仕様になって、ちょっと開いただけなのに消えてしまい、どこまで読んだっけ...というのがとてもだるかったのだけど、昨日今日のアップデートで消えない挙動に戻っていた。
サービスを変えようかと思うくらい酷い変更だったので戻って良かった。
なんだかんだあって延期したり、プチ開催したりしたのが続いていた11月の開発者会議が開催された。
https://bugs.ruby-lang.org/issues/19997
僕が持っていった議題は概ね解決したので良かったかな。リリースに向けて色々と話すことはあり、ちょっと疲れたな~。it
が入ったのは良かった。
# やまぐち [総合は転勤があって色々な仕事をさせられる、一般は転勤がなくて事務色の強いものばっかり、という話もあります。 ま、それ..]