今月は Matz の都合に合わせて月初に開発者会議を開いたので参加してきた。この日は Ruby 3.4 で入れておくものとして、過去に提案されているチケットの中から特に反応はないけど、ちゃんと用途が明確であると便利じゃない?というものをドカドカ掘り起こして、少なくともパッチがあるものをたくさん並べておいた。
Agenda は https://bugs.ruby-lang.org/issues/20717 で具体的に話したのは以下。
見ての通り、ほとんどが pathname で、それ以外も含めて「akr さん、こちらどうでしょうか」に始まって、akr さんが pathname を作ったときに考えていたこと、を引っ張り出すイタコみたいな役割をずっとしていて、なかなか充実した時間だった。勉強になる。半分くらいは入れてもいいんじゃないですか、となったので粛々とやることにした。
今週に入ってから git.ruby-lang.org がめちゃくちゃ重くて、なんなら mackerel でアラートが出て ssh もできなくて console から reboot ということが続いていたので真面目に解決した。
ようは bot アクセスがすごくて、そのたびに cgit の CGI プロセスが動いてリソースを食いつぶしてしまう、ということなので apache2 のログを awk などで雑に解析して1日のアクセス数が2分に1回以上のものは全部 apache2 のレイヤで Deny することにしたら、安定稼働するようになった。
別に検索などに出てきてもどうしようもないもので Ruby コミッタが高速にコミット情報を表示したい、というようなものなのでこれで良しとした。ボットもほとんどが Tencent Cloud からのものなのでよくわからないんだよなあ。
この日から原神がケンタッキーとコラボを始めて、ランチパックを買うとゲーム内のアイテムが貰えるというのをやっていたので買ってきて食べた。
最初、モバイルオーダーで、と思い iOS のアプリをダウンロードして会員登録ののちメニューを眺めてもコラボパックが全く出てこなくておかしいなあと調べたら店頭のみ、ということで最寄りのケンタッキーの店舗まで自転車で行ってきた。秋葉原などでは長蛇の列というのを見かけたけど、近所だといつも通りって感じだった。
久しぶりにケンタッキーのチキンを食べたけど、なかなか美味しくて満足した。
以前に文化庁メディア芸術祭の総括のような展示をやっていたときに、予約注文して届いてから置きっぱなしだった25年分の記録集をやっと読んだ。
これまでの25年の受賞作品などは上記を見るとすぐに分かるのだけど、マンガやアニメ部門はそれはそう、という感想に対してエンタメ部門は特に TV 番組などはそうかなあ、というものもあって自分の各種評価軸がまあまあ偏っているというのを認識できたのは面白かった。
この芸術祭はもう終わってしまったのだが、25年前と比較して、デジタルでできることが広がって、メディア芸術はもはや名前をつけて分類するようなものではないと思うので、役目を終えたというのはそうなのだろうと思う。
Kindle Unlimited で読書可能になっているときにダウンロードしておいたのを読み終えた。
ハムレットというと、「生きるべきか死ぬべきか」くらいの知識しかないので、登場人物の生い立ちであるとか、描写への考察、そこから派生した劇や新しい解釈などこれが影響力、というのを感じながらサクッと読み終えた。
文中にも出てくる、オフィーリア、テートに行ったときにはちょうど展示されてなかったというのを思い出したので機会があればもう一度くらいロンドン巡りはしておきたい。
Matz が RailsWorld から帰ってきて、トロントどうでしたという話をしつつ、YARV の今後や OSS も大変ねえという話をしていた。
後半は https://railsdeveloper.com/survey/2024/ を眺めつつ雑談。毎年もう少しネタとしても盛り上がるものがあったと思うけど、今年は「そうですね」程度の感想だった。それにしても APAC というか Japan の回答が少なくて「うーむ」となる。
ずーっと前に Matz から accept をもらったにも関わらず RactorLocalsingleton が merge されてないのは何故?というのを午前中に確認したら、特に無いということだったので、3年分の差分を消化してからマージしておいた。
マージした後に make test-spec
の top-level constant leak に引っかかって、いやいや leak じゃないしと調べていたらホワイトリストで許可するものを定義していてずっこけてしまった。
今週は tenderlove ことアーロンが日本に来ているということで、浅草にあるジンギスカンの霧島でドリンクアップを開催してきた。浅草-御徒町くらいなら「自転車で来た」ができるので大変便利。
ジンギスカンならまかせろ、とてっぺんに背脂をおいて鍋に塗ってから周りをもやしで埋め立てて、肉を焼くという奉行を完璧にこなしていた。ジンギスカン、北海道出身としては広まるのは嬉しいけど「うーん?」というスタイルのジンギスカンもあったりするのだけど、霧島は「これだよこれ」というスタイルだったので満足度高かった。
夕食を食べた後は 22:00くらいに浅草寺に行くというエンタメをやって、記念撮影をしていた。こんな時間にもかかわらず浅草寺はそれなりに賑わっていたり、過ごしやすい気温ではあるので芝生にゴロゴロしている人がいたりして面白かった。