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HsbtDiary


2024/12/07 (土) [長年日記]

島根旅行、梢庵からスタート

土曜は毎年恒例の島根旅行として太田市周辺を巡ることにした。8:00にレンタカーを借りてスタートしたので、朝食をどうするかなと Google Maps を眺めていたら見つけた梢庵という宍道湖南のコーヒーショップへ。

たまたま見つけた割にはモーニングもコーヒーも大変美味しくて満足度高かった。また来てもいいな、と思うくらいだった。

物部神社

梢庵のあとは高速道路に乗って西へ。途中、工事中の区間があって降ろされたものの、またすぐに高速道路、という感じだった。よくある完成するまでは無料区間というやつで乗りやすい、降りやすいというのはよいけど、こういうのが逆走のきっかけなんだろうなあとか話していた。料金所もないしね。

指がとにかく乾燥している、という写真になったが、鶴の置物のおみくじであるとか、小さい神社ながらもエンタメ要素が高くて良かった。年末だからか、氏子っぽい人々が集まって子どもと一緒にしめ縄飾りっぽいものを作っててほのぼの空間だった。

和田珍味本店で一休み

一休みという時間ではなかったけど、この時点の11時前に食べておかないと後で別の物が食べられないのでは?ということで、太田市の海岸線沿いにある和田珍味という店のカフェでふぐ茶漬けとパンケーキを食べた。

ここもたまたま見つけた、という店ではあったけど、青い海、青い空を眺めながら美味しい食事を食べる、といういい空間だった。出てきた料理はどれも美味しかったので、雑炊の素など色々買ってしまった。今回は冷凍品を持ち歩くだけの余裕はなかったので、諦める物もあったけど、そのへんはまた今度かなあ。

石見銀山の洞窟探検

和田珍味から少し南下したのち、再び山奥に移動して石見銀山に行くための中継拠点の駐車場へ。この時期は混んでないだろうと適当に行ったけど、駐車場は残り2台、というくらいには混んでいたので危なかった。

事前にレンタサイクルかゴルフカートサイズのバスに乗って洞穴の入口まで行くのが良いというのは調べていたので、まっすぐサイクルショップに行って自転車を借りてからモクモクと山奥まで自転車を漕いで移動した。いやー、入口までは数キロあってこの時期だからまだいいけど、夏などの暑い時期は無理だこれは。

銀山は、というと実際に公開している洞穴以外にも立入禁止としている採掘跡地としての穴がたくさんあって、入口に入る前も面白かった。入ることができた洞穴も、「まじで洞窟だ」という感じでだいぶ楽しかった。中を歩いていると、人一人がようやく潜れる大きさのものがあり、その先に銀鉱脈がないかを試行錯誤していたみたいのもあって「大変だなこれは...」と小学生みたいなことを話したりしていた。

銀山、自転車で入口まで駆け上って、洞窟探検してまた戻って来るというエンタメなんだけど、ある程度体力があるうちに行っておいたほうが良さそうではあった。気になる人は元気なうちに行っておいたほうが良いと思う。

銀山ふもとの街を散策

自転車でふもとまで下ったあとは昔ながらの町並みを残しているあれこれを眺めて観光してきた。まずは五百羅漢から。

ここも洞窟というか、石窟の中に五百羅漢があるという寺で見応えはあったものの、今現在の住職らしき人が1人だけで存続しているって気配があり、寺や施設のメンテもやや厳しそうという状態だったので長期的な存続は難しいだろうなあ。という感想になった。juneboku とも話していたが、もう地域起こしとか言っても改善に傾くようなレベルで人が来ることはないような地域、特に北海道の北や東の地域は緩やかに消滅していくしかないのだろうとは思う。

再び街の方に戻って、島根大学のサテライトに行ってみた。ここは街の中にある一企業が出資をして作ったライブラリーらしく、なかなか自分好みのキュレーションな本が並んでいて良かった。自転車漕ぎまくってだいぶ疲れたので、プリンとお茶を頼んで、おいてある写真集などを眺めていた。他にも群言堂というセレクトショップもあったりと、緩やかに人は減ってはいるものの、若い世代が集まるような試みも行われているというのが面白かった。

温泉津温泉街へ

銀山をあれこれ遊んでいるうちに14:00になったので、さてこれからどうする、と三瓶山に行くか、温泉津まで行くか悩んだけど、三瓶山は急ぎで行くよりは今度泊まるくらいのノリで行こうということにして温泉津へ。

温泉津についたら、とりあえず泊まる宿の駐車場に車を止めてから、器などの焼き物を扱ってるエリアまで散策。散策と言ってもだいぶ寒くて雨もぱらついている中で丘の上に登るという強行軍ぽくなったが、登り窯を始めて見たり、空港や道の駅などでは扱ってない焼き物の急須をゲットできたので良かった。

丘の上から下ってチェックインまで少し時間があるので、温泉津のシンボルマーク的な薬師湯に行って一休み。ここの温泉はめちゃくちゃ良かった...疲れているからか、というのもあるかもしれないけど泉質も含めてまた入ってもいいなあというくらいだった。

夕食と石見神楽

この日に泊まる宿にチェックインしてから少しダラダラしつつ、iPad でゲームしたりしてくつろいでから夕食を食べるためにちょっと離れた場所にある漁師めしがウリの店へ。

店へ、と言っても、温泉津では夕食はほぼ宿で食べるものっぽく、ぶらっと入って食べる事ができるところは2-3軒しかないのであった。一つはカレー、もう一つは漁師めしだったので、今回は漁師めしの方にした。カレーはカレーで気にはなったのだけど、東京でも食べられるしな、ということで。

予定を合わせていたというのはあるけど、夕食の帰り道がちょうど石見神楽の新嘗祭の演目時間になっていたので 19 時から1時間ほど見ていた。この日は6演目をやるとのことで106かな?と思ったら 306 で3時間です、ということで「さすがに22時までは持たない...」と途中で退席することにした。

写真は天狗こと猿田彦命がアメノウズメを案内するという演目。石見神楽では大蛇というでかいヘビが4-5匹出てくる演目がクライマックスで人気らしいけど、おそらくそれは最後の演目なのだろうなあ。来年、予定が合うなら最後まで見るつもりで予定を組んで来る必要がありそう。神楽、2演目しか見なかったけど、めちゃくちゃ迫力あったし良いものだったと思う。

宿に戻ってからは宿の温泉に入って一休みしたら、布団でバタリと倒れ込むように寝てしまった。お疲れ様でした。