トップ «前の日記(2017/08/24 (木) ) 最新 次の日記(2017/08/26 (土) )» 編集 RSS feed

HsbtDiary


2017/08/25 (金) [長年日記]

Genius Bar で MacBook Pro 2016 のキーを直してもらった

Macbook Pro の b キーが壊れたけど直した で収まった B キーが期待通りに入力されない現象が再発したので、今度はちゃんと Apple Store に持って行ってみてもらった。

この手の不具合はよくあるらしく、タッチパッド、キーボード、タッチバー全交換かキートップだけを外して付け直すというのをやるかどうするか聞かれたので、キーの付け直しだけお願いして作業をしてもらった。結果としてはおかしいな、という動きは全くなくなって復旧したのでこれでしばらく使ってみることにする。

今度再発したらいよいよ交換を考えないとだめだけど、一週間預けて代替機で作業、とか現在の状況でほぼ無理ゲーで辛い。

なぜ働くのか (TEDブックス) を読んだ

神保町の三省堂でたまたま目に入って良さそう、という気持ちになったので kindle 版を買って読んだ。

前半はアダムスミスによる労働、テイラーによる科学的管理法による労働の価値観を否定した上で、単純作業者ほど所属に意味を見出し仕事に使命を持って取り組むという主張をしていて「なるほど」と感じた。中後半にかけては、労働を自由ではなくするものの例として教師と医者を挙げたり、よくモラルハザードの例として出される保育所のお迎えに遅れたら罰金という実験を取り上げて、インセンティブを二つ用意することがモラルハザードにつながるという紹介をしたりと具体的な事例を解説していて、制度設計をする立場としてはとても参考になった。

終盤はイデオロギーを、そう思っていればそうなるという文脈で用いていて、「働かずしてお金をもらえるなら働くわけがない」というアダムスミスの論から作られている言説を経営者が信じていれば、その組織はそうなってしまうという解説など、「なるほどな~」という内容が多くて良かった。

分量自体もそれほど多くなくて数時間でシュッと読むことができるので、マネージャであるとか給料をもらう以外に働く理由って何かあるかなあとか考えたことある人にはおススメです。


なぜ働くのか (TEDブックス)
バリー・シュワルツ
朝日出版社
¥1,320