大洗から苫小牧の船旅は夜に出て昼に着く、というものだったけど苫小牧から秋田は夜に出て朝に着く、という感じで 7:30 に秋田に着いたけどどうしよう...となったので朝早くからやっている男鹿半島の神社やナマハゲ関連の施設に行くことにした。
1時間はかからないけど30分以上は車で移動した、というくらいの位置にナマハゲに関する神事が行われている真山神社があるのでまずはそこへ。
東北といえどめちゃくちゃ暑くて、神社に置いてあるナマハゲの仮面を使ってナマハゲごっこをしているだけで汗だくになりそうだった。
神社の後は下にあるナマハゲ館や伝承館へ。ここの入り口にあるオブジェが異様にかっこよくて説明を読んだら、秋田の空と海、山と大地を表現して、3人(匹?)のナマハゲがいるのだそうだ。
ナマハゲ館、秋田でこれまでに作られたナマハゲの衣装が全て展示されていて圧巻だったのと、ナマハゲの風習の動画で子供がマジ泣きしていたりと色々と面白かった。時間があれば、伝承館の方に行ってナマハゲを迎える作法の体験などができたのだろうけど今回はスキップ。
男鹿半島から再び秋田市内に向かって移動。ちょうどこの時に前線が東北に停滞しつつあって、豪雨の中の運転となった。だいぶ気をつけてはいたけど、ライトをつけない車も結構あってなかなか厳しかった。みんなつけてくれよ〜。
秋田市内に着く頃には雨も止んだので、とりあえず駅前にある稲庭うどんで有名な店に行ってうどんを食べた。稲庭うどんで有名なエリアに行って食べようかとも思ったけど、時間の都合で今回はこっちで。
昼食の後は市立美術館に行って、タグチアートコレクションの現代アートの特別展へ。会場は市立と県立美術館それぞれとなっている。
キースヘリングや空山基など、「あー、見たことある」という作品がたくさんあってよかったものの、秋田県ならでは、というのは少ないというか美術館自体の所蔵品は企画展とは別のフロア1つだけ、だったのでこれは物足りなかったかなあ。しかも撮影禁止だったので記憶がまるでない。
市立美術館の次はもう一つの会場である県立美術館へ。
こっちも市立美術館同様に見たことある〜というやつが多かったけど、だいぶ前にパリで見たスボード・グプタの作品だよねこれ?というのが当たったのがよかった。
県立美術館には、こちらも撮影が禁止ではあるけれど藤田の「秋田の行事」という大作が展示されていて、専用の部屋に入ると「うおお」となるくらい雄大な作品でこれはきてよかった、とは感じた。惜しまれるのは解説などの図録がなかったことかなあ。県立美術館だから予算の都合とかそういうのだろうか。
この後はだいぶいい時間になってきたので、物産館などで秋田のお菓子をあれこれ買ってから、今日の宿である新庄へ。一気に山形まで移動してしまって、秋田の他の地域は、という感じではあるけど岩手または青森旅行にくっつけて行くことにする。