痛風対策に服用しているフェブリクが無くなりそうで、病院に行かないとなあ、でも今日は科博の内覧会なんだよなあ、とか考えた結果午後を休暇にして色々くっつけて出かけることにした。
まずは東京駅のステーションギャラリーへ。今の時期は藤田の展覧会をやっていて、あまり見かけない画風のものが多く「なんかゴヤっぽいな」とかそういうのが感じられて良かった。写真撮影が禁止で、途中にあるフォトスポットすらスルーしてしまったので、上の画像は次に行ったアーティゾンのやつ。
そういや、藤田といえば、来月のフェリー旅行で秋田に行って、秋田の行事を見るのが楽しみ。
東京ステーションギャラリーの次は黙々と歩いて八重洲を抜けてアーティゾンへ。こっちではオーストラリアのアボリジニの女性アーティストの作品特集。
アボリジニのアート表現については、メルボルンやシドニーに行った時に盛んだったのを思い出したけど、日本で、かつ女性にフォーカスした展示ということでだいぶ良かった。
ちょうど今、デススト2にアホみたいにハマっているというのもあるけど、オーストラリアの地図を見ながらメルボルン、キャンベラ、シドニー以外の土地であるとか、風習などに関する展示や解説もあったのでなかなか読みふけってしまった。
珍しく 5-6 階を跨いで開催する企画展で、いつもの常設展示は4階のみって内容で、ここは前回見にきた時からそれほど大きくは変わっていなかったのでふむふむ眺めて終わり。東京駅に戻ってからJRで御徒町へ。
御徒町に着いたところで午後診療の開始まで15-20分ほど時間があったのでドトールに行って一休み。
先に席を取ってください〜、っていうけど貴重品とかある荷物とかおくの?とかどうすりゃいいんだとなったところでレジの前の席が空いていたのでそこに荷物を置いてレジへ。先に席を取れ、というなら番号札くらい用意して欲しい。
診察自体は血圧測って問診だけという3分で終わる系なのでシュッと終わらせてから上野公園へ。
科博の内覧会は今回の氷河期展からオープニングセレモニーを再開するらしく、科博に到着した時には挨拶の途中ではあったものの、テープカット含めて話を聞けたのは良い体験であった。
記憶だと展示の見どころで、担当学芸員が素人にはわかりにくいマニアックな話を超早口でしていたのが印象深くて、それはそれで良かったのだが、今回の展示は館長が監修に関わっているということもあり、そういう時間はなかった。
ライオンか何かの牙の化石、矢印のところに人間の武器と思われる傷が残っているというのが特徴的で、今回の目玉の一つらしい。
実際に等身大のパネルでこう戦っていたのだろう、という復元とゾウの化石。今日の研究では、マンモスなどを狩猟はしていたものの、マンモスの肉などは食べていなかったという説が有力で、それは当時の人間の刃物ではマンモスの肉などを捌けなかったから、というのが大きいらしい。勉強になる。
こんな感じで、氷河期に絶滅した動物の化石と復元が展示されつつ、途中に日本で初めてというネアンデルタール人とクロマニヨン人の頭蓋骨の化石が展示されていたりと、なかなかスケールがでかい展覧会だった。ただ、展示物が割とまばらで、夏休みか何かの人手を考慮した作りなのかこれでフルプライスか〜、そうか〜とはなった。
ミュージアムショップに寄ったものの、今回限定のぬいぐるみなどはなかったので図録を買ってから帰宅。お疲れ様でした。