夜中に船の揺れというよりはベッドなどを固定している金具が軋む音が結構うるさかったけど、ちょっとずらしては音が止んで、しばらくするとまた鳴り始める、というのをしているうちに朝になったので起きてしまった。まあまあ眠れはした。
事前に買ってあったパンとコーヒーを飲んで、あとはずっとナニワ金融道を読んでいた。これで読むのは3回目くらいになるけど、相変わらず面白いなあ。
フェリーは、というと10時を過ぎたくらいに和歌山の南端を通過して、その辺からはインターネットの電波も拾えるようになったこともあってスターレイルなど通信が途絶えてもまあ別に、というモバイルゲームをプレイしていた。思っていたよりすぐだったなあ。
徳島に到着したのが13:30くらいで、下船後は真っ直ぐ淡路島の南にある大塚国際美術館へ向かった。ちょうど14:00くらいだったかなあ。駐車場は入り口から結構離れた場所にあるので送迎バスに乗って移動。
入場に際しては事前にチケットを購入済みだったので、QR コードを読み取らせてサクッと館内へ。春休みだからか、大学生くらいの人がめちゃくちゃ多かったなあ。入ってすぐにシスティーナ礼拝堂があって、古代ローマ、ルネサンスと言う時代から順番に見ていく。
アテネの学堂、これ実物も部屋に入って後ろに振り向くと見ることができる、と言うやつでバチカンに行った時に通り過ぎてしまいそうで危なかったんだけど、ここでもちゃんと再現されていて感心した。
オランダの至宝、夜警。他にもラス・メニーナスやフェルメールなど、「見た見た」と言うものから「まだ見てない...」と言うものまで大量の彫刻や絵画が展示されていて大変良かった。割と急ぎで見て回ってにも関わらず2時間半くらいかかったようだった。なかなかに疲れてお腹も空いたのでカフェで一休み。
後半の近代にかけてはお気に入りのターナーもあって満足。最後の方は抽象画が中心になっていて、バロックや印象派あたりまでは複製でも見応えがあるのに、抽象画となると途端に感動が減るのは自分の中でちょっと面白かった。
今回は駆け足で見たけど、もう一度くらいゆっくりと見にきてもいい気はする。また今度。
大塚国際美術館の後は徳島に戻る予定だったけど、ちょっと時間があるなあと悩んだところ鳴門の渦が17:30までなら見ることができる、と言うのを見つけたので予定を変更して見にいくことにした。車で5-10分くらいの場所に鳴門の渦を真上から見ることができる遊歩道(有料)があるのでそこへ。
17:00ともなると引き潮の時間で渦らしい渦はあまりなかったけど、それっぽいものは少し見れたのでよしとする。時刻的にはちょうど大塚国際美術館に着いた14:00-15:00くらいが大潮で大きい渦が見えると言うことだった。また今度。
しかし、海の上ともなると風が強くて尚且つ冷たくてなかなかに体力が削られてしまった。
再び徳島港に戻って、今度は南海フェリーのターミナルへ。徳島から和歌山へフェリーで移動するのに、車に乗ったまま乗船手続きをすることができてやたらと気楽だった。
フェリーの乗船時間は2時間くらい。妻は横になっていたけど、自分はインターネットにも繋がるのでずっとゲームをしていた。和歌山に到着したのは21:00と、いつもならもう寝てますという時間ではあったけど頑張ってこの日の宿のルートインへ。お疲れ様でした。