heroku の blog で HTTP/2 をサポートするようにした Router 2 をリリースした、というアナウンスが出ていたので早速面倒を見ているアプリを片っ端から有効にして回った。
https://blog.heroku.com/router-2dot0-http2-now-generally-available
上記の記事にもある通り
$ heroku features:enable http-routing-2-dot-0 -a <app name>
というコマンドで有効にできる。2-dot-0
というのが面白い。bugs.ruby-lang.org などはなんとなく速くなったような気もするけどプラセボかもしれない。なんかおかしいところがあったら教えて下さい。
Ruby の配布パッケージに含まれている bundled gems は ruby/ruby
でビルドした Ruby インタプリタを使って、インストールする前の状態でテストをするための make test-bundled-gems
というタスクがある。このタスクは自分と nobu とで魔改造している仕組みなんだけど、現状だと csv をテストしたい、と思っても全 bundled gems を fetch してきたりと無駄が多いので、対象としている gem のみをテストしたり、最小限のタスクを動くようにした。
https://github.com/ruby/ruby/pull/12179
やってることとしては BUNDLED_GEMS=gem1,gem2... として指定した gem に対して
ruby/spec
の下に指定した gem の spec があればそれをテスト実行するという順序でテストタスクが流れる。
そもそもこれは自分が CI を眺めていると、なんか bundled gems のテストが落ち始めているけど、ruby が原因なのか upstream の gem が原因なのか、というのを繰り返し実行して見つけるのが大変なので省力にしたって感じかな。
しかし、これをやってて学んだけど mspec はホント扱いにくいなあ。環境変数を適当に渡したいだけなのに、コードをいじってオプションを新たに作らないとダメだった。
Kindle Unlimited に来ていたので、何回読んでもピンとこないドストエフスキーシリーズのおさらいということで改めて読んだ。
罪と罰、カラマーゾフの兄弟などはタイトルは知っている、というところに加えて、聞いたこともないドストエフスキーの作品とざっくりとした内容について把握できた、ということと、改めて解説を読んでみるといわゆる神の視点から登場人物のやり取りとドストエフスキー自体の体験や生い立ちを照らし合わせると面白い、というあたりまでは理解は進んだので読んで良かったとは思う。
この辺、サンクトペテルブルクに行く前に頑張って読んでおけば、行った時にもう少し楽しめるポイントが増えたのかも知れない。