Ruby 3.2.6 が 10/30 の夜にリリースされるのにあわせて、nagachika さんの横で自分があれこれ整備をした自動化 workflow を監視していたら見事に docker のビルドが落ちてしまった。
この手のリリース時というようなたまにしかやらないけど重要な作業、というのはすぐに直さないと絶対に忘れるというか、また起きてしまい、結局自動化よりも手でやったほうがいいね、となるので調べて直した。
https://github.com/ruby/docker-images/pull/110
原因はリリースプロセスの流れで更新される releases.yml
というファイルを更新前に参照する箇所が残っていて落ちた、ということだったので、この docker image の作成時には releases.yml
のような二次作成のファイルではなく tar.xz などのパッケージそのものを存在チェックするように書き直すことで対処した。
これで次回からは docker image 作成までが自動化される、はず。
続いてこれはリリースの補助的な workflow だけど、www に乗せるリリースアナウンスの雛形を作成する workflow が落ちて失敗していたので直した。
原因としては actions での差分を pull-request として作成してくれる https://github.com/peter-evans/create-pull-request は root で actions/checkout
したリポジトリでしか動かないということが原因だったので、actions/checkout
を2つ並列で並べて動かすのではなく、pull request を作成して欲しいリポジトリを root にして、補助スクリプトなどを取り出す方はその下に配置、使い終わったら消す、ということにして対処した。
payload を curl で流してみたらちゃんと pull request が作成されたので次回からはもう少し楽になるはず。
そんなわけでリリースされた Ruby 3.2.6 を含む ruby-build をリリースしたり
https://github.com/rbenv/ruby-build/releases/tag/v20241030
all-ruby をビルドしたり、snapcraft のリリースをした。この3つは今のところ自動でやるのは難しそうなので当面は手でやるしかないかなあ。all-ruby の方はビルド時間が長くて actions に回せないというものなので、差分ビルドなどを工夫すればできそうな気はするのだが...。