今月は Matz の都合に合わせて月初に開発者会議を開いたので参加してきた。この日は Ruby 3.4 で入れておくものとして、過去に提案されているチケットの中から特に反応はないけど、ちゃんと用途が明確であると便利じゃない?というものをドカドカ掘り起こして、少なくともパッチがあるものをたくさん並べておいた。
Agenda は https://bugs.ruby-lang.org/issues/20717 で具体的に話したのは以下。
見ての通り、ほとんどが pathname で、それ以外も含めて「akr さん、こちらどうでしょうか」に始まって、akr さんが pathname を作ったときに考えていたこと、を引っ張り出すイタコみたいな役割をずっとしていて、なかなか充実した時間だった。勉強になる。半分くらいは入れてもいいんじゃないですか、となったので粛々とやることにした。
今週に入ってから git.ruby-lang.org がめちゃくちゃ重くて、なんなら mackerel でアラートが出て ssh もできなくて console から reboot ということが続いていたので真面目に解決した。
ようは bot アクセスがすごくて、そのたびに cgit の CGI プロセスが動いてリソースを食いつぶしてしまう、ということなので apache2 のログを awk などで雑に解析して1日のアクセス数が2分に1回以上のものは全部 apache2 のレイヤで Deny することにしたら、安定稼働するようになった。
別に検索などに出てきてもどうしようもないもので Ruby コミッタが高速にコミット情報を表示したい、というようなものなのでこれで良しとした。ボットもほとんどが Tencent Cloud からのものなのでよくわからないんだよなあ。