ruby/ruby
から WEBrick を削除した7月に入ってから始めていた WEBrick 撤去計画のうち、WEBrick を呼び出している側をすべて終えたので ruby/ruby
の方でも満を持して tool/lib/webrick
に放り込んでいる WEBrick 本体を削除した。
WEBrick のテストも含めると1万行を超えていて、こんなにあったっけ...?とはなったけど vendoring してテストのためだけに使っているコードを全部消して数百桁の追加のみに出来たのはまあまあ良かったと思う。
https://github.com/ruby/ruby/pull/11143
Thread や File がややリークしている現象を確認しているのでそのへんをぼちぼちとやりつつ、open-uri や net-http のテストはもうちょい扱いやすくしていこうと思う。
毎月開催している 7 月の Ruby 開発者会議に参加した。
https://bugs.ruby-lang.org/issues/20574
個人的な取り組みとしては先に書いたような WEBrick あれこれを延々とやっていて、これは特に会議で議論するようなものではないので、アジェンダにそって気になるところはコメントをしていた。
勉強になったのは https://bugs.ruby-lang.org/issues/19266 で、RFC3986 も今ではだいぶ古くて、最新の spec を見るなら https://url.spec.whatwg.org/ というのをしれたことだった。これ、リリースバージョンとかなく、インクリメンタルに変わっているような気がするのだけど、それを spec として parser とか書きつつメンテできるものなんだろうか。
誰か興味がある人がいたら、URI の新しいパーサーとして書いてみてください。
しばらく Bing を検索エンジンとして使っていたけど、やはり使い物にならないことが多く、とはいえ Google もマシではあるけど使い物にならないことが増えてきたので https://www.perplexity.ai/ を Edge の location bar のデフォルト検索エンジンに設定してみた。
適当に単語を並べると、それっぽい解説と、生成元となるサイトを提示してくれるので中々便利な気がする。ちょっと遅さが気にはなるけど、従来の検索エンジンで検索して、使い物にならなそうな結果をいくつか見て回ってる、というのに比べるとマシな気もするので、しばらくこれで暮らしてみようと思う。