妻ともどもボーっとしている週末だったので、ゴロゴロと動画をみたり本を読んで過ごすことにした。
というわけで、セールのときに買っていた地球の歩き方のカナダ東部を読んだ。カナダ東部、要はトロントなどの首都エリアなのだが、2024 年の Rails World がここで開催されるということもあって、行けるかどうかはともかくとしてどういうエリアなのかな、というのをざっくり抑える意味ではちょうどよかった。
一度くらいは行っておきたい、とはなったので機会があればなあ。
続いて読んだのは100分de名著の12月のテキスト。中江兆民については、歴史の授業などで出てきたような気がするので名前だけ知ってるという状態だったので色々しれてよかった。
解説の平田オリザが良くて、日本的な対話と欧米の対話の違いというのが面白かった。日本人は対話というと、それぞれの考えとゴールのイメージがあった上でどちらの意見にすり合わせるのか、というのに重きを置くが、欧米(これも主語が大きい気はするが)だと、いずれかにゴールのイメージが先にあったとしても、最終的な成果物は対話によって生まれたものとしている、というのが「えー...」となった。
まあ、「その考えはオレが最初に言ったやつじゃん」と主張したところで、単なる承認欲求を満たすだけのものでしかなく、あの人を中心に話を進めたらなんかどんどん進む、ということにして成果を出していったほうがいいのだろうな。なるほどなあ。
NHK 100分 de 名著 中江兆民 『三酔人経綸問答』 2023年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
NHK出版
¥550
まだまだ読書をしていた。100分de名著に出演している伊集院光が、カフカの変身などいくつかの回を振り返って解説者と座談会をした記録という感じの本。ちょうど推しの解説者の若松英輔が取り上げられていたので楽しく読めた。副読本って感じ。