12/25 にリリースするぞ、という予定通り Ruby 3.3.0 がリリースされた。
https://www.ruby-lang.org/en/news/2023/12/25/ruby-3-3-0-released/
内容としてはプロによる解説が出ているのでそっちを読んでください。
https://product.st.inc/entry/2023/12/25/160504
今年の成果としては以下のような感じで、全てが自分のコミットではないものの3位という結果だった。
https://github.com/ruby/ruby/graphs/contributors?from=2022-12-26&to=2023-12-25&type=c
今年は引き続きアレコレやってたけど、ユーザーに見える形で一番大きかったのは bundled gems の warning 機能だったと思う。rc1 を出したあとに bootsnap で動かない、というのがでてきて「まじかよ...」となって、RubyConf Taiwan 2023 の最中にデバッグしてたのはホントきつかった。この辺の詳細は RubyKaigi 2024 かなあ。
Ruby 3.3 の目玉は it だけ!みたいなノリもありますが、bundled gems とか default gems にとっては割と重要な変更をあちこちに入れているので、とにかく使って「なんだこれは」というのがあったら教えてください。
というわけで昼に 3.3 のリリースを見守りながら、直後に ruby-build の新しいバージョンをリリースした。
https://github.com/rbenv/ruby-build/releases/tag/v20231225
3.3.0 を追加したというのもだけど、開発バージョンの定義を X.Y.0-dev
から ruby-dev
というバージョンに関係ない形に統一してしまった。開発バージョン使って遊ぶ人はこっちに変更しておくと毎年切り替えとかやる必要がなくなります。
あと、今後は X.Y.0-dev
もやめて X.Y-dev
にしていくので、過去のバージョンについてもどっかで切り替える必要が出てきます。