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HsbtDiary


2023/11/15 (水) [長年日記]

ruby-build v20231114 をリリースした

昨夜、Asakusa.rb で okura さんに質問されて気がついたけど、preview3 を含む ruby-build を tag 打ってリリースしてなかったのでリリースした

https://github.com/rbenv/ruby-build/releases/tag/v20231114

なお、ruby-build はタグを打つというかリリーススクリプトを回すだけで、日付などの tag を生成して、上のようなリリースを作成して https://github.com/mislav/bump-homebrew-formula-action を使って homebrew の方に更新の PR を作ってくれる。便利。

https://github.com/Homebrew/homebrew-core/pull/154257

3.3 正式リリースまで残り1ヶ月くらいなので、手元のコードやアプリケーションで動かしてみる、というのを皆さんお願いします。

美術館や展覧会の探し方

@igaiga555 から美術館とかどう探しているんですか?という質問があったので、こんな感じかな~ってのを書いておく。あくまでも自分は、という話なので別の方法を知ってる人がいたら教えてください。

初級編

楽天マガジンなど、雑誌を流し読みすることができるサービスで以下の本を読む。

  • Pen
  • Casa BRUTUS
  • Discover Japan

美術以外にもショッピングや食など、「ちょっとだけ良いもの」を中心に載っていることが多いので、美術館に限らず「ちょっといいな」と思ったら、そこに行って体験してみる、ということができるのがよい。

あとはアプリで「チラシミュージアム」というのを入れるのがオススメ。これは各美術館や美術展の販促チラシを地域情報などに合わせて見ることができるので、次はこういうのがあるんだな、ってのを把握するのに良い。

動画だとアイエムというサイトが展覧会の様子を無音で淡々と紹介する、という個人的にはシュールなサイトがあるのでおすすめする。

ただこれを見て行ってみるかな、とはあまりならないと思うので、上にあるような媒体からまずは見つけた上で、どんな感じかというのを下調べするという用途と思う。

中級編

まずは楽天マガジンの続きでいうとちょっとではなくて、すごくいいもの、どう考えても手が出ない、というものを含めて以下の本を読むことが多い。うんちくは多めである。

  • 和楽
  • 婦人画報
  • 家庭画報
  • CREA Traveller
  • サライ
  • 男の隠れ家

タイトルを見てわかる通り、50-60 代向けの雑誌かつ、資産がある人向けなので価格帯がおかしいものが並んでいる事が多い。そういう人たちが行きそうな美術館、ようは足立美術館とか三の丸尚蔵館なのだが、そういう美術館の紹介が載っている。逆に、Pen などに紹介されるようなインスタ映え、みたいなやつを目的にするやつや現代アートは少なめになる。

Web の情報としては、以下の TOKYO ART BEAT (TAB)がちょうどいい。

https://www.tokyoartbeat.com/

展覧会を個別のページとして、紹介をしているので近所なり行ける距離で開催されている展覧会を見つけやすい。なお、TOKYO と付けているが東京都以外も紹介されている。あとはちょうど今くらいの時期から「美術ガイド 2024」みたいな本が書店に並びだすのでそれを買うというのもオススメできる。

動画としては NHK オンデマンドで「日曜美術館」を見るのがいい。主に開催前、開催中のものから、懐古的な構成で美術・芸術を知ることができる。

SNS だと、Instagram/Threads で、美術館のアカウントをフォローするのがいい。X でもいいけど、ビジュアル重視だからか Instargram の方が活発な気がする。

上級編

上級編、ってわけでもないけどうんちく多めという意味では雑誌の「美術手帖」と「芸術新潮」を読めば開催中の展覧会についての論考を読むことができる。そしてそれらの雑誌には発刊時点での日本全国の美術館のスケジュールが載っているので、全部見ている。

Web のリソースとしては以下を見ることが多い。

先に書いた TAB も含めて、feedly の RSS builder を使って、新着情報みたいなところは全部見ている。

さらに美術館、博物館の賛助会員になると向こうから次の展覧会はこちら、という案内が届くので便利である。美術館ネットワークに応じて直接賛助会員になっていない美術館のチラシや販促物も届くのでそれで情報を知ることは多い。

d design travel など、都道府県各地の民藝、クラフト方面の雑誌や書籍を買って、中で触れられている施設をひたすら Google Maps に保存したりもしている。

あと、美術館を探す方法、ではないのだが山田五郎の Youtube チャンネルが現時点では美術関連のまともかつ情報量が多い動画と思う。

https://www.youtube.com/channel/UCq1r8Nq3nwI9VhvyiwcpF2w

現代アートなら MEET YOUR ART をよく見ている

https://www.youtube.com/channel/UCCPqEyMiKunljLC7VcvSybg

どちらも教養というか雑学中心なので、美術館を探す、というよりは特別展に行く前の補助資料って感じ。

まとめ

芸術鑑賞とか、完全に人によって好みはバラバラなので、他の人にオススメとか聞いて行くよりも、適当にあちこち見て回って、「自分はなんかしらんけど〜が印象に残っていてまたみたいな」と思うものは何なのかを見つけるのと、なんでそう思ったのか、ってのを自省するという遊びなので、とにかく広く浅くからやるのがいいと思います。