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HsbtDiary


2023/02/10 (金) [長年日記]

仕事の目標は公開したほうがお得

ANDPAD でも年が変わって個人の目標を設定するシーズンになったので、こんな感じかなあというのを書いている。で、この目標については、SaaS の方に入力することになっているのだけど、別に誰でも見えていいものなので、雑に slack などで公開しておいた。

で、何が言いたいのかというと、目標と結果に伴う評価というのは給与査定に深く関係するのであまり公開されない、または公開したくないものらしいけど、評価はともかく目標と結果については同じ組織の人には公開したほうがお得だと思う。自分の場合は、具体的なメリット以下の通り。

  • 誰がどういう目標を持っているのか、ということを把握しておけば物事をやろうとした時に同じことをやるのは避けたり、特に誰もやってないじゃん、というのを優先したりできて便利。誰もやってない重要なことをやる人は価値を生みやすい。
  • 誰かがこういうことをやろうとしている、ということがわかるのはその人の活動を支援する、すなわちフォロワーとしての経験値を積むために便利、方向性が同じようなものなら協力してやれば一石二鳥。
  • 自分がジュニアの場合、シニアな人の高い水準での目標はどんなものか、シニアの場合なら、ジュニアな人の今の課題を把握するなど、それぞれの視座や視野などがわかって自分の今後の動きのインプットにできて便利
  • 社内に共有してしまうと、共有したからにはやらないとなあ、と自分に言い聞かせることができて便利

逆にデメリットとしては「こんな目標なのか、と思われるとちょっと恥ずかしい」くらいしかなくて、メリットに比べればとても些細なことである。

前職での経験も含めて色んな SaaS をみていると、この MBO に代表される目標管理と人事考課、給与査定を混同しているというか、意図的に一緒にしているシステムが多数あり、他の人の目標とか、やっていきがまるでわからず、本当に勿体無いと思う。

こんなことを考えながら仕事としての目標を書き終えたのだが、自分の成長とかは全くなく、自分に関わるまたは半径の小さいところにいる人に如何に活躍してもらうかということばかりになってしまった。成長とか、別に本やコードを読んでコードや文章を書くだけだしなあ、みたいな感じ。

マン・レイと女性たち を読んだ

行ってもいない展覧会の図録を読むシリーズ。2年前の夏頃に Bunkamura で開催されていたマン・レイの展覧会の図録が Amazon のおすすめに出てきたので買ってサラッと読んだ。

写真の見方がいまいちわからないので、パラパラ〜と読み進める形にはなってしまったけど、20世紀初頭のパリの雰囲気であるとか社会は好きな領域なので素朴な読み物として面白かった。

最近この手の本を片っ端から買うようになってしまって、置き場がなくて大変。Bookscan 経由での電子書籍にはしたくないんだよなあ。困った。


マン・レイと女性たち
巖谷 國士
平凡社
¥2,750

d design travel SAITAMA を読んだ

引き続き d design travel を読み続けている。今回はシュッとドライブで行ける土地であるところの埼玉。

大宮の盆栽美術館が取り上げられていたのはそうだね、ではあるんだけど割といきやすい浦和方面がカバーされてなくてやや残念ではあった。埼玉といっても北や西の方まで目を向けるとかなり広いから、スポットを厳選するためにはしょうがないのかもしれない。


d design travel SAITAMA
D&DEPARTMENT PROJECT
D&DEPARTMENT POJECT
¥2,090