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HsbtDiary


2023/01/16 (月) [長年日記]

Rancher Desktop から podman + minikube に引っ越した

コンテナをいじるときは Rancher Desktop を使って nerdctl + containered な環境で過ごしてきたけど、Rancher Desktop は $HOME の下に .rd であるとか固定でいろんなファイルを展開して dotfiles の管理が面倒なので他のやつを使ってみるか、と podman と minikube にしてみた。

以前に使ったときは podman や minikube もあまりこなれてなくて、期待している通りに動かないなあということがあったけど、今回は割とスムーズに動いた。

バイナリは homebrew を使って、podman, podman-compose そして minikube をインストール。あと、.ssh/config

Host localhost
  IdentitiesOnly yes

を入れてから以下のコマンドをズラーっと実行して大体の環境構築は完了。

$ sudo podman-mac-helper install
$ podman machine init --cpus 4 --disk-size 100 --memory 8192
$ podman machine set --rootful
$ podman machine start
$ podman system connection default podman-machine-default-root
$ minikube start --driver=podman --container-runtime=cri-o

docker コマンドを podman にエイリアスしても良かったけど、実際にコマンドの有無を確認している何かでうまく動かない気がしたので

#!/bin/sh
exec podman "$@"

とだけ書いた docker という名前のファイルを適当にパスを通っているところに置くことにした。podman はとにかく XDG に対応したディレクトリ構成と振る舞いになっているのが素晴らしいですね。しばらくはこれで過ごしてみます。

新 blade に ruby-talk をリストアするのを忘れていた

https://github.com/ruby/www.ruby-lang.org/pull/2959 という pull-request が来ていて、「あれ、ruby-talk は blade.ruby-lang.org で参照すりゃいいのにな」と思ってリンクを確かめたら s3 の not found が表示されて、あれー、あれ?と調べたら blade のバックアップの中には ruby-talk のデータはあるのに blade.ruby-lang.org へのリストアをすっかり忘れていることに気がついた

改めて ruby-talk のデータをバックアップの zip から戻して、余計なメールヘッダなどを消す処理を実行してみたら、データとしては 46 万くらいあって、実はこいつが本丸だった。

https://bugs.ruby-lang.org/issues/18976#note-6

2h ほどかけて s3 へのリストアまで終えて、無事参照できるようになった。

https://blade.ruby-lang.org/ruby-talk/394

上みたいなメールのデータは言語開発の歴史としては非常に重要なのでリストア漏れに気がついてよかった。

Ruby オフィスアワー 2023/01/16

2023 年1回目のオフィスアワーは Matz をはじめとして、いつもの人々が集まってプログラミング言語や最近の Ruby の話を雑談してました。

主に上のような話題がメインだった気がする。コミッタに限らず誰でも参加できるので、興味がある人は ruby-jp slack から参加情報を入手してください。