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HsbtDiary


2022/11/12 (土) [長年日記]

ossf/scorecards を使ってみた

https://github.com/ossf/scorecard を入れてみてはどうかという提案が https://bugs.ruby-lang.org/issues/19066 でなされていたので各所に入れてみた。

最初、検知対象の事象をパッと眺めた感じは「うんうん、そうだね」という内容でしかなくて不要かなあと思ったけど、開発者会議で「GitHub の自分達の知らない機能で設定したほうがいいことがわかるかもしれないのでそれはいいのでは」というコメントがあって、確かに GitHub はとにかく変わりまくっていて、古い設定のままだと死ぬことはあるかもなあと思い考えを変えて導入してみた。

実際に入れてみると、Code Scaning の結果の sarif として追加されて、ダッシュボードから警告と対象のコード、実際に scorecards の場合は設定なので yaml の該当行の表示、推奨される設定またはリファレンスへのリンクが表示される、というものでまあまあ便利かな、という感想だった。ただ、レビューなしでマージできる、とかそういうのは意図してやってるので、除外設定のやり方とかは微調整が必要っぽい。

この辺の SAST は最近流行ってるというか、基本の基本になりつつあるので、Ruby に対応した CodeQL とか適当に追いかけていきます。

奈義町まで日産のリーフでドライブしてきた

RWC 2022 も終わったので、妻と合流して奈義町までドライブすることにした。まずは朝食を食べに11日と同じようにイマジンコーヒーに行ったら @igaiga555 がいたので挨拶してから、同じメニューを食べた。

朝食の後に先に荷物になるお土産物を買おうと彩雲堂、三栄堂などの和菓子屋によって松江の銘菓をあれこれ買ってホテルで荷造りしてから駅前のレンタカーでリーフを借りてから出発。今回は何事も経験ということでハイブリッドではなく EV 車を借りてみた。この辺についてはあとでまとめて書きます。

奈義町へは高速道路で2hくらい、というドライブで妻と交代しながら運転してたら割とすぐだった。1人で2hの運転だと「うーん」となるけど 1h なら割と楽ということがわかった。RWC の最中に奈義町に行きます〜という話を島根の人にすると「なぎ、ちょう...?」という反応で「あー、島根からするとそういう地域なんだ」というのはちょっとした発見だったけど、今回は上の画像にある現代美術館に行くのが目的だった。

最近はサイトスペシフィックというキーワードで、巡回展示ではなくその場所に行かないと見ることができない、という展示が注目されている。大地の芸術祭の越後妻有、瀬戸内芸術祭の直島などは顕著なのだけど、美術館とアートの二つが融合した展示として、この奈義町の現代美術館も前から気になっていたので、今回の機会にドライブして見にきたのだった。

展示は太陽、月、大地の3つの展示室のみだったけど、きてよかったなあと感じるくらいにはいい空間だった。特に画像にあるような太陽はアート好きならめちゃくちゃおすすめ。この奈義町の美術館は約三十年前に開館したんだけど、その当時にコンセプトを作って開館まで持って行ったのはすごいなあ。

で、EV 車のリーフについての感想なんだけど、EV と自動運転(オートパイロット)それぞれについての感想を書く。

EV は現状の日本だと結構厳しそう、と感じた。というのも、リーフは満充電で200kmくらい走れるのだが、松江から奈義町までは150kmあり、レンタカーを借りた時点で80%くらいの充電容量だったので、うまくいけば充電なしでたどり着けるけど、うまく行かなかったら途中で止まる、という状態だったので途中の充電は必須だった。で、途中の充電スポットを探してみたけど、高速のサービスエリアかイオン、カーディーラーくらいしか高速充電スポットが置いてない。

この充電スポットは高速充電だと30分で40%くらい充電できて、1500円くらいなのだけど、レンタカーなどで旅行してるのに100kmおきに30分待たされて、なおかつ充電スポットを経由地に入れてドライブしないといけないというのがなかなかきつい。しかも、今回奈義町の山の駅というドライブインで充電しようと思い向かってみたら、メンテナンス中で使えなくてガックリきた。たまたま別の充電スポットに行くまでのバッテリーは残っていたので良かったけど、これ足りなかったらめちゃくちゃやばいと思う。

また、充電スポットもなかなか難しい。すでにクレカを登録した EV 充電スポット用のカードがある人はいいけど、レンタカーなどの場合はその都度ビジターカードでスマホで専用サイトにアクセスしてクレカ番号を入力、ということをやる必要がある。この辺はボタン押してクレカかざして ok くらいにならないとめんどいと思う。充電を行うためのコネクタもめちゃくちゃ重くて女性やシニアにはきついと思うし、雨や雪の時にこれやんの、というのを考えると EV 買うのやめよう...という気持ちになるくらい使いにくい。

一方で自動運転はだいぶ良かった。リーフには、速度調整、前方との間隔調整、ハンドル支援の三つがついていて、それぞれ条件を満たしたら使えるようになるというものだったけど、速度調整、間隔調整についてはほぼほぼ有効にできて、アクセルやブレーキを踏むことなく設定した速度を一定にできて便利だった。ただ、トンネルとか、カーブなどで人間だと「ここはちょっと速度落としとこ」みたいなところでも設定した速度まで加速するので、ちょ、やめて、というように脳がバグる気持ち悪さがあった。

ハンドル支援については、あまり有効になることがないのだけど、高速道路などで有効になるとハンドルには手を添えるだけでほんとにカーブしてすごかった。ただ、条件判定が結構厳しくて、カーブで任せているのに突然ハンドル支援が解除されて真っ直ぐ突っ込みそうになる、ということがあったので自分が運転するつもりでハンドルを掴んで操作はするけど、だいたいは車が運転してくれる、みたいな感じかなあ。この辺、運転免許で取得する運転の仕方とは別の自動運転の仕方、みたいなものが必要な気がする。

結局、この日は充電で時間を使うことが多くて、帰りに行こうと思ったいた足立美術館には間に合わなかったので、トボトボと松江のホテルに戻ってから温泉に入ってダラダラして寝てしまった。お疲れ様でした。