トップ «前の日記(2022/11/03 (木) 文化の日) 最新 次の日記(2022/11/05 (土) )» 編集 RSS feed

HsbtDiary


2022/11/04 (金) [長年日記]

株式会社アンドパッドに転職した

今日、情報が解禁されました: https://andpad.co.jp/news/1623/

以前からヘッドハンティングやスカウトがあった時に、ペパボに在籍していた時もミドル以上のマネジメントの採用は続けていたので、とりあえず話を聞いて市場感を探るということをやっていた。出てくる話としてはどこもエンジニアのトップマネジメントだけではなく、テックリード、エンジニアリングマネージャも全然足りんので採用したいという状態で「まあペパボと同じだよね」という感想で終わることがほとんどだった。

ただ、自分の場合は話をした先が Ruby をメインに使っている会社なら「自分をフルタイムの Ruby コミッターとして雇えないか」というのをここ数年ぶつけていて、大体の会社は「エンジニアリングマネージャを採用したいのに、OSS開発者はいるか?と言われても...」という困惑した顔で終わり、という「それはそう」という反応だったものの、唯一アンドパッドの VPoE の下司さんだけが「可能性があるのでまた話させてほしい」という反応をしてくれたことが一番のきっかけだった。その後の面談、面接で「ポジションを用意できそう」という話になって正式に応募することにした。本当にありがたい。

そこからは VPoT の秒速さんをはじめとして複数の社員の方や、CEOの稲田さんと話をしていくうちに、アンドパッドという自分にとって未知の業界を Ruby と Rails (以外で作られたプロダクトもたくさんあるけど)で切り開いていくという構想に共感したのが一つ目の理由。また、去年の Kaigi on Rails で Rails のパッチモンスターこと Rafael が Keynote "My road as a Rails Contributor"の中で、Shopify で Rails をやっていくうちに自分で Ruby そのものを開発するチームを作ったという話を改めて思い出して、自分もかくありたいと感じ始めたのが二つ目の理由。最終的にこの2つの理由から、Ruby と Rails の可能性を信じて今後の人生をかけるなら今しかないと決断して、執行役員を退任してアンドパッドに転職することにした。

ジョブタイトルとしてはフェローとなっているけど、謎ポジションで入社したので適当なものがなく、リサーチ領域だとトップのタイトルとしてフェローというのを選んだだけです。社外からの技術顧問という文脈だけではなく、エンジニアリングのトップとしてもフェローという役職が定着できればいいなとも思います。

今後の動き方としては、メインとして Ruby や RubyGems の開発、サブとしてアンドパッドの技術広報やエンジニアリングのトップマネジメントの相談役というスタイルで動いていきます。アンドパッドに入社してまだ数日なんですが、事業の成長速度に対して、エンジニアもテックリードもめちゃくちゃ募集中ということだけは把握できたので、Ruby と Rails で社会変革やってくぞ!!1という人は是非お声がけください。今後ともよろしくお願いします。

Kindle 本を初めて返品した

というわけで、アンドパッドに入社して建設や建築、施工管理、SaaS とセールスなどの業界知識を0から勉強しまくる、ということを始めているのだけど、Kindle でボコボコ買ったものの更新してもトップに出てこない、という現象が発生していて、なんだこれ?と思って調べてみたら二重注文しているというのが原因だった。

これ、以前はすでに持っている本を買うとエラーが出たはずなんだけど、何故か買えてしまったのでサポートに連絡してチャットから返品を依頼することであっさり返品(キャンセル)することができた。何かの契機で内部的なレコードが別になったのかなあ。

今回は重複購入によるキャンセルだったけど、Kindle は理由に関係なく7日までは返品できるらしいので、他の事象でも覚えておくとよさそう。