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HsbtDiary


2022/10/14 (金) [長年日記]

大地の芸術祭 2022 にまた行ってきた

夏に越後妻有の大地の芸術祭 2022 を見て回ってきて、1回の旅程だと回り切れないところがたくさんあったので、秋予定として改めて越後湯沢まで新幹線で移動してからレンタカーであちこちを回ってきた。

まずはボルタンスキーの最後の教室から。北海道でも顕著だけど、廃校となった場所をアート施設として再利用する流れのやつ。写真では、それっぽく映っているけど、裸眼では真っ暗で何も見えないに近いくらいなので、改めて写真として見てみると、体験との差が反映されていて面白い。

次は最後の教室の近くにある塩田千春の家の記憶。ここもいかにも塩田~って感じのアートスポットだけど、展示としては愛知芸術祭の方がメッセージもあってよかったかなあ。そのまま北上して、「森の学校」キョロロという科学博物館に移動して、屋内の展示や屋外にあるボルタンスキーの作品などを鑑賞。この日は涼しくて良かったけど、夏の暑い日にこの日程だと死んでたかも。

さらに山道を車で移動して、前回はスキップした松代の松代城の展示へ。ここ、車で行けるところから15分くらいガチの山道を登らないとだめで、涼しいとか関係なく素朴に息切れで疲れてしまった...。

ひたすら見逃しスポットを拾っては行脚しつつ、十日町に移動して越後妻有里山現代美術館 MonETへ。ここでは、中学生による作品の損壊事件から改めて復活したクワクボリョウタの作品をゆっくりとみていた。この作品も写真とは違って真っ暗な部屋で、その中を越後妻有の織物業で使われていた器具の合間を走る機関車、と影が作り出す町のような風景、というのがとてもよかった。

また前回はまだ完成してなかった淺井祐介の壁画も、晴天の中でばっちりと見ることができたのもよかった。大きいとは聞いていたけど、想像以上に壮大な作品になっていてこれを見ることができただけでも来たかいがあった。とにかくよい。

大地の芸術祭の枠組みとはことなるけど、十日町にある博物館で国宝の火炎式土器を見てきた。ここの「国宝のある街」という煽り文句には笑ってしまったけど、国宝、火炎式土器一つじゃなくて、他の土器も含めて10個くらい並んでいたのが圧巻ですごかった。土器についてもいろいろと体験させるような展示が工夫されていたのもよかった。

こぼしていたところを一通り拾いきったので、宿の ryugon に泊まるために六日町に移動。前回と同じ部屋で笑ってしまったけど、部屋指定をしてないのでしょうがない。夜ご飯もおいしくて満足。