丸の内に新しくオープンした静嘉堂文庫美術館の朝の予約を取ることができたので見てきた。場所は三菱一号館美術館の裏で東京駅からちょっと歩くけど行きやすい場所だった。
美術館自体は吹き抜けのホワイエというかラウンジの周りに展示室が6つほどあるという構成で思っていたよりこじんまりとしていた。曜変天目が今までの展示に比べるとやや低い位置に展示してあって、上から模様を細かく見ることができたのはよかった。ただ、日本の美術館でありがちな「並ぶなと美術館が言ってるのに行列を作る人々」が多くなると展示室からあふれるくらい行列ができて、とにかく見にくいので係員にはちゃんと誘導してもらいたいなあ。
静嘉堂の後は八重洲側に移動して、久しぶりに鼎泰豊でランチを食べてから東京駅のステーションギャラリーへ。
ここではこの日から鉄道開通150年の特別展をやっていて、歴史というよりは明治以降の鉄道にまつわる美術総集合という内容だった。写実的なものから印象、抽象にうつって現代アートというつながりまで見ることができたのがよかった。個人的にはChim↑Pomのアートは全体としてはそれほど評価していないのだが、渋谷のマークシティーの明日の神話の右下にゲリラ的に展示した絵を、子の特別展では展示していたのはちょっと驚いたのと高評価だった。
ステーションギャラリーの後は果実園でケーキを買ってから帰宅。お疲れさまでした。
寺田倉庫で開催されていたブルーピリオド展の公式図録が Amazon でも販売していたので買った。図録集めが地味に趣味になっていて、訪れた美術館や展覧会はもちろん、何なら行ってない美術館でもよさそうなら Amazon や新聞社のサイトで買ってしまうくらいである。
で、このブルーピリオド展も寺田倉庫かあとあまり足が進まないまま会期が終わってしまったので図録を買って読んだ。内容はコミックのストーリーに合わせてコンセプトアートや作中の中で使われているであろう絵を拡大したり、カラーにして掲載しているという内容で、原作が好きなひとなら展覧会に関係なく買っておくとよさそう。