今年は一年ひたすら自宅で仕事をしていて、気が付けばオフィスに行ったのは2月以降は 2 回だけだった。それでも新しくチームを作ったり、ひたすらリモートワークの環境を整備するなどしていて成果はそれなりに出てたんじゃないかなあ。
上に書いたように一年を通してリモートワークでもうまくやるということを特に意識して動いてきた。都市の最初のころは「~貯金があるのでうまくやってる~」みたいなことを考えていたけど、平鍋さんの講演スライドを見てから、コミュニケーションってのは睡眠時間と同じで前の日が足りなかったから一気に寝て挽回するってものではなくて、毎日の生活のなかで積み上げていくもの、って感じに考え方を変えた。
マネジメントの考え方とは別に、仕事ではひたすらSAMLによるSSOを整備したり、GHES を中心とした開発インフラを用意して社内プライベートクラウドで念じれば GitHub Actions のインスタンスがスケールアウトするようにもしていた。その過程で terraform とかも書いたりしていたけど、この手の宣言型DSLは苦手だなあ。画面でポチポチしてからダンプした方がいいじゃん、っていつも思う。
後はそろそろデータ分析を仕事でやらねばいかん、ってことでデータ基盤チームを作るべく採用戦略から立てて、何とか 2021 年からチームとして動けるようになりそう、ってところ。自分自身も用語レベルではだいたい知ってるけど、プロダクトに活かせるように手も動かして身体感覚を身に着けないとなって思うのでこの辺が取り組みの一個になりそう。
OSS ワークとしては、Ruby 3.0 のリリースに必要なものを個人的にだいたいすべて入れることができたってのが成果だった。Ruby で書かれたライブラリの整備ってのが中心になっていて地味ではあるけど、この活動によってこの先ライブラリ単体で何かをしたいというときに「Ruby 3.0 なら gem でとりあえず出しておけばいいやろ」って判断を迅速にできるようになったのはすごいことだと思う。
ただ、ゲームにはまっていて時間があまりなかったこともあってやや粗削りな部分があるので、この辺の開発する側、パッチを投げる側の体験をよくするのが 2021 年の目標になる。
新しい言語はあんま触ってなくて、結局 Ruby の DSL のようなコードが中心で、Rust は cargo の仕組みを調べるのに toolchain 周りだけ重点的に調べていた、という程度。相変わらずセットアップや環境を用意するというあたりはどんな言語でもやたら詳しいんだけど、何かの問題を解決するというときに、わざわざ他の言語を使う必要性がないのでちゃちゃっと Ruby で書いちゃうんだよなあ。この辺は別に他の言語を書けないと死ぬわけでもないので気が向いたらやるくらいの気持ちでいる。
PS5を手に入れることができて、アサシンクリードシリーズやスパイダーマンをひたすらプレイしていたってのは特によかったが、Ghost of Tsushima が本当に良かった。自分がオープンワールドゲームが好きでマップを走り回ったりしてクエスト消化するというのが楽しめるってことに気が付けたのがよかった。中でも地図や情報を画面に出てくる映像とは違う形でデフォルメした地図から場所を想像するってのが特に好きだった。BotWで言うところの写し絵みたいなやつ。
本の方はひたすら読み続けてはいるけど全然減っていかない...。100分de名著シリーズを今でもNHKオンデマンドで見たり、書籍を読み続けていて、いわゆる古典というような名著を眺めて知るという機会を楽しめているのがいい。漫画ではブルーピリオドが面白くて、クリエイティブかくあるべし、というのを体感できるのが自分の動きを変えるレベルでハマっている。
美術館巡りは、国内外ともに旅行がお休みだったので特にどこかへというのはなかったけど、年末に京都と金沢に行ってだいたいめぼしいところは制覇できたのがよかった。2021年はまあまあ開催されるかなあ。こればかりは何ともという感じなのでなるようになるしかない。