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HsbtDiary


2017/05/26 (金) [長年日記]

ポーランド旅行 6 日目

カンファレンスの発表もひと段落したのでこの日から妻とポーランド観光の開始。自由時間が二日くらいしかなかったので一日目はクラクフとその近くにあるヴィエリチカに行くことにした。もう2日くらいあればアウシュビッツにも行ったんだけど今回は断念。

クラクフへはワルシャワから 2h30min かかるので、この日は朝の 5:30 に起きてから 6:30 前の都市間鉄道に乗ってワルシャワからクラクフへ。車内では朝食も出たのでまさに世界の車窓からって感じで、Switch でひたすらマリオカートをしているうちに到着。そこからすぐに乗り換えをして 30 分ほどでヴィエリチカに到着。

ヴィエリチカは世界遺産に指定されている岩塩坑があって、そこのツアーに参加するために入り口まで徒歩で移動。駅出てすぐって感じの場所で、まずはチケット売り場で二人分を購入。80zt くらいだったので、日本円だと 2500 円なので別にって感じだけど、ポーランドの物価を考えると結構な値段ぽい。

あとは地下 120m までガイドツアーと一緒に洞窟内をひたすら散策。これは採掘した岩塩を地上に運ぶための設備みたい。

ある程度下に降りてくると、湿度の関係で岩塩から塩がにじみ出て固まる現象が始まる。これ柔らかいように見えるけど、ガンガンに固まった塩なので相当硬い。鍾乳洞みたいなものかな。

水脈もあるけど、全部溶け出した塩分を含んだ塩水。水桶は当然塩で固まってる。この塩水は舐めることができるけど、海のそれより塩辛かった気がする。

地底湖は当然塩の湖。死海よりも濃い塩分濃度と言っていた気がする。ガイドツアー、しょっちゅう Minor Minor と言っていて、何がマイナーなんだろうと思っていたら Miner の方ということに気がついて後半から死にたくなった。英語ができないエンジニアは何をやってもダメ...

半分過ぎたところで、ヴィエリチカ岩塩坑の一番の目玉の洞窟教会がある。この教会自体が岩塩をくりぬいて作られた施設で、シャンデリアや石像も全部塩でできているらしい。妻から教えてもらうまではヴィエリチカはノーマークだったけど、ここはきて良かったなーと思える場所だった。おすすめ。

ガイドツアー終わったら 12:00 だったので、再びローカル線でクラクフへ戻る。

クラクフはポーランドで唯一破壊されずに残った中世都市ということで、いわゆる東ヨーロッパ、というような建物や風景が広がっていて大変良い町だった。人も相当多い。

昼ごはんは中央広場のやや北にあるポーランド料理の店に入ってゴロンカという豚肉のモモ肉の丸焼きを食べるなどしていた。この肉、硬いように見えて中はすごく柔く、調味料としておろし山わさびのようなものをつけて食べるというものでとても美味しかった。

ご飯の後は中央広場の美術館の別館をぶらぶら歩いてから、クラクフのもう一つの目当てだったレオナルドダヴィンチが書いた4枚の夫人画の1つである白貂を抱く貴婦人を見るために美術館本館へ。これ最初は分館で見れるものだと思っていたら、本館に行かないとだめというのを知ってかなり焦った。

だいぶ予定は狂ってしまったものの、絵自体は無事見ることができて本館の展示もやや駆け足ながら一通り観れたので良かった。この後はだいぶ急ぎで駅まで戻ってから再び都市間鉄道でワルシャワに戻っておしまい。

ワルシャワ、にわか雨で外は歩けない感じになっていたので10分くらい地下道で雨宿り。この後旧市街の夜景を見に行くかなあと思っていたけど、だいぶ疲れてしまったのでホテルで就寝。明日に続く。