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HsbtDiary


2016/11/05 (土) [長年日記]

rdoc-4.3.0 をリリースした

rdoc 4.2.2 から json の明示的な依存だけを取り除いた rdoc-4.3.0 をリリースした。

https://github.com/rdoc/rdoc/releases/tag/v4.3.0

これは gem 'rdoc', '~> 4.2' と書いているような gem が Ruby 2.4.0 で動かなくなるということを回避するためだけのリリースなので、この問題が関係ない人は mame さんによる高速化などの Improvement が入ってる 5.0.0 を使いましょう。

rdoc-5.0.0 をリリースした

mame さんによる 30% くらい高速化されるパッチや Ruby 1.8 向けに respond_to?(:encoding) みたいな分岐を全部削除したバージョンである rdoc-5.0.0 をリリースした。

https://github.com/rdoc/rdoc/releases/tag/v5.0.0

機能としての非互換はないので特別な事情がない限り、Ruby 2.4.0 にバンドルされている 5.0.0 をそのまま使うのが正解です。

Ruby 開発合宿 2016

RA の徳永さんと松江市の福田さんの協力で Ruby コミッタを募って島根県の北東にある美保関で Ruby 開発合宿をひらいてきた。主に柴田は企画と参加者とりまとめ、RA と松江市との間の調整を担当した。

集合は松江駅前にして、前田さんと橋本さんの車に揺られて美保関まで移動。町にはコンビニも自販機もないと聞いていたので、事前にお菓子やジュース、酒などを調達してそれらも運ぶなどしていた。合宿は美保関の中村屋で、この日に宿泊するのは自分たちだけという状態だったので、二階全部を借りて開発を開始した。

中村屋はクラウドワークスや misoca が利用した実績もあって、ホワイトボードや電源タップ、インターネット環境が充実していて開発にすぐに取り掛かることができた。自分はリリースしないとなあという状態になっていた rdoc の 4.3 と 5.0 をさっとリリースするなどして昼を過ごしていた。

そうこうするうちに昼ご飯の時間。この日は魚の煮つけだった、魚、東京にいるとバリエーションが限られるのでとても満足、味も美味しかったなあ。ご飯の後は美保関の周辺をゆるーく散歩。

見ての通りのきれいな浜辺で、日本で海の底まで透明で透き通ってるという風景を久しぶり、もしくは初めて見たかもしれない。とてもいい経験だったので満足。

残念ながら自分は目をつぶってしまったけど、参加者全員で撮影してから合宿を再開。

そうこうしているうちにまつもとさんが合宿に顔を出してくれたので、笹田さんが進めていた Hash Table の改善に作成されたパッチ二つのうちどちらを採用すべきかというのを話し合って今後の進め方などを決めていたみたい。あとはまつもとさんに判断してもらう必要がある Feature request を何だかんだ。

夜ごはんは写真にあるようなカニとカニ鍋、その他海鮮三昧という豪華っぷり。聞いてみたら、1泊8500円で、この料理が出てくるみたい。お得すぎでは...

最後に再び、合宿再開。自分は 1:00 くらいにダウンしたので布団にもぐりこんだけど、続けていた人は 3:00 過ぎまでやっていたみたい。

次の日の空港で Binding#irb が爆誕したり、Changelog をやめて git-style commit message にするためのツールの準備が終わったり、Hash Table の最適化がマージされたり、その他各自が持っていたチケットがバンバン処理されて、合宿の成果は結構でたんじゃないかなという結果だった。今年はちょっと急ピッチで企画したので、参加者が限られてしまったけど来年はもうちょい準備をして開催したい。

皆さんお疲れさまでした。