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HsbtDiary


2016/09/09 (金) [長年日記]

RubyKaigi 2016 Day 2

二日目はじまりはじまり。

例によってこの日は午前中に発表があるので会場についてからはぼんやりしながら発表原稿を朗読するって感じになってしまった。

キーノートは Justin のプラクティカルリファクタリングという感じのトーク。ちゃんと戦略を持ってテストケースの作成とテスト、コードの変更をやってるなあという話でとても面白かった。production のリクエストとレスポンスをレコードしてテストを回して動作が変わってないことを確認するってのは今すぐやりたい。

キーノートの後はすぐに同時通訳の打ち合わせをして発表内容をざっくりすりあわせてからすぐにサブホールに向かって発表をするというバタバタした感じになってしまった。

発表資料はこちら。ソフトウェアのメンテナンスを引き継ぐにはまずはそのソフトウェアの生い立ちであったり思想を学ぶってのが大事だと思ってるんで、make を置き換えようとしたものだ、という話から始まって DSL っぽいものを作るときのある程度のパターンを紹介してから rake はどうなってるのか、こういう感じにそろえていきたいって話をしました。ruby もだけど、rake も OSS なのでお客さんとしての利用だけじゃなくて、開発する側になってみようという気がちょっとでもおきれば良いなって思ってます。

発表の後は RailsGirls のオーガナイザーメンバーでお弁当を食べてから @drbrain の発表を聞きにサブホールへ。

mruby と mruby-cli の紹介って感じで、特別に新しいということは僕にはなかったけど知らない人には触れるいい機会だったのではないかな。

その次は僕らが @tagomoris メンバーの発表で、fluentd の互換性を保つためにかなりメタメタした感じのプログラミングをして頑張ったという話。これ聞いてる方も図を見ながら半分くらいなんのこっちゃという状態だったんだけど、発表してるモリスさんはよく間違えないでクラスやメソッドの場所などを解説できるなあと感心していた。

最後のトークは @tom_enebo の JRuby のご紹介というトーク。ちょっと気になったので「CRuby との互換性確保はどうやってんの?」と質問してみたら test コードを追いかけているって回答でやっぱりそうするしかないか、という感想だった。この辺、もうちょい楽に相互実行できるようにしたいとは思っているんだけど、特に妙案がないのであった...頑張ろう。

この日は misoca 主催のオフィシャルパーティーが会場のホールで開催されたのでそちらに参加して発表終わったわーひゃっはーというノリでおしゃべりしてきた。

何故か @takkanm が片足を前に出してフリースタイルバトルを挑んでいるように misoca のスタッフに質問していて面白かった。そんなこんなで RubyKaigi も最終日に続く。