今日はトレドに行くぞーとマドリード駅から元気に出発する予定が、かなりひどいトラブルで一日ずっと辛い気分で過ごした日だった。
というのも、現金が無くなってきたので、駅(写真にあるように、中に植物園があるとても良い駅)に設置してあるATMで現金をクレジットカードで引き出そうとしたところ、操作を間違えたのでキャンセルボタンを押したにもかかわらずクレジットカード出てこなくなって、画面も何事も無かったかのように初期状態に戻ってしまった。
あれ、これはヤバイ奴では…と思い、妻がATM上部にある連絡先に skype から電話をしたにも関わらず待ったく繋がらないという状態。頭が真っ白になっている時に、たまたま同じようにお金を下ろそうとした旅行中の夫婦に事情を説明したところ、スペインの回線から改めて電話をかけて銀行に問い合わせてくれた。ほんとにありがたい。
結局、銀行が言うには設置してるATMについては何も出来ないので、自分で何とか(クレカ停止なり、自分が口座を持っている銀行に問い合わせなりを)しろということらしい。完全に詰んでしまったので、すぐにクレカ会社に電話をしてカードの停止をしてから、改めてトレドに行くことにした。
ちなみにこのATMはBANKIAという銀行の緑色の奴なので、これからスペインに行く人は絶対に使ってはいけない。マジで。こんなトラブルに対処している間にトレド行きの列車には乗り遅れてしまったので、切符を買い直すという始末。ほんとに辛い。
トレドには三十分くらいで着いたので綺麗な街並みをぶらぶら散策したり、カテドラルやエル・グレコのオルガス男爵の埋葬を見たりしていた。ちなみに今年はエル・グレコ生誕400周年記念らしいよ。
街並みはこんな感じ。
カテドラルとその中。
それでも流石に現金がほんとに尽きかけていていたので、平日の営業時間中の BANKIA 以外の銀行の行内でATMを使ってみたところ、無事に現金を引き出すことができたので、ちょっとだけ元気になってトレドで冷凍から解凍したパエリア(ずこー)を食べたり、サンタクルス美術館を見たりしていた。
トレドの街の最後はパラドールと呼ばれるトレド旧市街を一望出来る丘に行って記念撮影。ここへはタクシーで行って、ホテルの人にタクシーを呼んでもらうという感じで往復できる。
マドリードに戻ってからはソフィア王妃芸術センターで観覧してない4Fのコレクションを見てから、近所のストアで夕食と次の日の朝食を買ってこの日は終わり。ちなみにソフィア王妃美術センターで、明日使う予定の美術館のコンビチケットを無くした。ほんと辛い。
自分への戒めメモです。
こんなところかなあ。今回トラブル時に助けてもらった夫婦にはホントに助かったので、日本で困った顔をしている旅行者には積極的に声をかけていきたい。
私もこの方と全く同じ体験をしました。2016.4.8、Barcelona Sants駅のことです。trip adviserのforumにも同様の体験が複数語られており、知らずにこのBankia(緑色のロゴ)のATMを使ってしまったのが、本当に悔やまれます。