今年入った新人は3人なんだけど、kakutani を中心に github にアカウントを作ってもらったり、育成計画(のようなもの)を作ってみっちりやることにしている。その中に先輩のありがたい話シリーズとしてWeb日記*1枠を用意してもらって何で僕らはWeb日記を書いているのかということをドヤ顔で話してきた。
Web日記は自分が調べてわからなかったことや、イベントに参加して感じたこと等を誰かに向けて"自分の言葉"で書くものだ。
Twitterのようなリアルタイムコミュニケーションの手段が発達した今でも、推敲された日本語を書くことで読み手に与える印象をだいぶ変化させることができる。イベントが終わった後に mention で一言「お疲れ様でした!」と言われるよりも、その人の言葉で感想を書いてくれた文章を読む方がオレは次も頑張ろうという気になる。Web日記を書くことでそういった人と人とのつながりを残すことも出来る。
また、技術ノートを公開するのも有効な手段だ。こんな事も知らんのかなんてのを恐れずにその日調べたことやわかったこと、わからなかったことを文章にして書くというのを続けることで、他に調べている人の手助けや既に答えを知っている人からのフィードバックを得ることもできる。特にこういった事をちゃんと伝えるということの重要性はエンジニアにとって必要な技術の一つだ。
Web社会に暮らす僕らは情報やデータがとても大量に存在していて、意識しないと日々の忙しさに流されてしまう。そんな中でその日その日に起きたことを書き留めておいて1ヶ月後、1年後、10年後に読み返して見て初めて得られるものが沢山ある。これは続けてみて初めてわかることなので、これから書き始めてみようという人はここから始めると良いと思う。
よく何を書けば良いのかわからないという人がいるけど、そんな人は猫の写真を載せて観察日記を書いたり、昼に食べたホットケーキ美味いとでも書いておけばいい。とにかく続けていくことで、後で読み返した時に今の自分が何か感じられればいいくらいの気分から始めれば良い。だって日記なんだから。
エンジニアとしてのセルフブランディングとフィードバックの二つを大事にしているからその手段の一つとしてWeb日記を大事にしているんだという話を新人にしたのでした。おわり。
*1 気になる人は blog と読み替えて下さい