この日は朝の9時前のトロッコ列車に乗るために、早起きしてからJR山陰本線に乗って、嵐山嵯峨野駅へ向かう。この時点で同様に嵐山に向かう観光客が電車の中にちらほらいた。早速、嵐山嵯峨野駅に到着。トロッコ列車は嵯峨駅(JR嵐山嵯峨野駅と隣接)から直接乗ることも出来たけど、朝から散歩もいいもんだろうってことで隣の嵐山駅までハイキング。
んんー、この日は晴天でハイキングとして竹林の間を歩くのは最高だった。竹林は景色もいいけど、タケノコが竹になる途中をかいま見れるのもいいねえ。かわいくて美味しいタケノコが凶暴に大きくなる感じというか何というか。
途中、若干の急な坂があって息切れしそうになったけど、トロッコ発車時間の前に到着。
トロッコ列車の嵐山駅に到着してから、この時点で保津川渓谷の乗船券を買ってしまおうと思い窓口へ。この時点でトロッコの乗車券を見せてくれと言われて提示したら
「これは指定席券なので乗車券がないと全く意味がありません」
とのこと。ナンダッテー。どうやら、JTBでトロッコ列車の乗車券を購入すると、普通のJRの切符とは違うサイズ*1の切符がついてくるらしく、それを持ってこないとだめらしい。確かにホテルを出る時点で、それらしきものは必要ないだろうと意図的に持ってこなかったのを覚えているのであった…。
が、しかしここで簡単にあきらめてホテルへ戻るのではなく、指定席券が手元にあるのだから、新たに乗車券を発行してくれないかと交渉したところ、窓口のお姉さんではなく駅長らしき人が出てきて発行してくれることに。感謝感謝。
そんなこんなで、人生に何度かある「やってもーた」感を出しながらトロッコには無事乗車して亀岡へ。ここの景色もとてもよかった。相変わらず人は多かったけど。
*1 飛行機のチケットサイズ
トロッコ20分の乗車もすぐに終わってしまってあっさり亀岡駅に到着。
ここでまたまた事件発生。嵐山駅で川下りの乗船券を購入したときに予約券らしき話し口で購入したにもかかわらず、実際に船着き場に到着してみると、事前に購入しようが、船着き場で購入しようが最終的に乗船できる順序は窓口に並んだ順番ということが判明。結局、90分近く待つことになってしまった。
んー、オレ達の場合は事前にそれらしき情報をJTBから入手していたので、あまりがっかり感はないけど、本当に予約できるものとして行った人は相当のショックだったのではないかなあ。実際にオレの後ろに並んでいた老夫婦は半分切れそうだったし。こういう顧客のがっかり感を出してしまうようなシステムはどうかと思う。改善の余地有り。
肝心の川下りは想像していたよりもゆっくりと進んで、急流下りというよりは景色を眺めながらのんびりと渓谷を下る感じ。ちょうど5月は新緑の季節なんで花とか紅葉からそれてしまったけど、並んでいた木を見る限り紅葉の季節だと最高だろうなあ。
天竜寺を出た後は再び嵐山の竹林を抜けて、北にある常寂光寺へ向かう。ここは牡丹展を開催していて、ぎりぎり花が落ちる前の状態を見ることができた。ここも人気スポットに入っていることから人が多い。
天竜寺はともかく、常寂光寺はもう少しのんびりと拝観したかったのだけど、人が多かったので特筆すべきこともなく境内を見学して撤収。この後は嵐山にある京雑貨の店を眺めつつJRに乗って京都駅方面へ。
京都駅到着後、三十三間堂に向かうか、伏見稲荷に向かうかで判断が分かれたけど、結局伏見稲荷大社へ向こうことにした。ここはかなり当たりだった。
まず、千本鳥居。入り口から結構な距離を歩いて奥社に到着した後に配置してある立て看板の地図を見たら、全体の10分の1程度しか歩いていなく、山全体が鳥居に囲まれた道で覆われており、全部を歩き続けると2時間はかかるとのこと。ここで旅の醍醐味の一つである自分の想像の範囲を超えた大きさを感じるの巻。
ちなみに宮司に聞いたところ、この鳥居は一本一本が企業や個人の奉納によって建てられていて、お値段はサイズにもよるけど10万くらい。それらはだいたい7-10年程度で朽ちてしまうらしい。で、その都度立て直すか、手放すかを交渉しており、場所によっては数年後に向けての予約待ちも発生しているくらいだとか。実際、歩きながら観察してみると予約待ちの立て札がちらほら。
後はここにまつられている狛犬もとい狛狐は左が巻物らしきものを加えていて、右は玉を加えているという特徴。この辺も宮司や神主に聞ければよかったんだけど、ちょうどたどり着いた時間が参拝時間の終了間際でここまでは聞くことが出来なかった。
ここはもう一度来て、数時間かけてでも山を全部歩く価値のある場所だなあとしみじみ感じつつ、ホテルへ戻る。
トロッコ列車は亀岡ですね。
あー、丹波亀山とごっちゃになっていたようです。<br>どうもです。