車で1泊2日でいくどこか、ということで秋の長野へ。朝の6:30前に出発してうまいこと渋滞は回避しつつ長野まで4時間ちょっとで着くことができた。高速道路はともかく、長野市は寺町だからか道路がくねくねしているのと、異様に混み合ってて運転しにくかったなあ。
県立美術館についたところで、まずはレストランに向かって予約していたランチコース。ここのコースはめちゃくちゃ良くて、メインの牛肉もだけどデザートはワゴンで...と係の人がワゴンで大量のデザートを持ってきてくれたのが最高だった。
せっかくなので、と全部食べることにしたけど、コースでお腹いっぱいのところでも全部食べてしまうくらいデザートも良かった。これを食べるためだけにまた来てもいいと思った。
レストランで満腹になった後で、窓から見えていた善光寺のなんでも市みたいなところに行ってシャインマスカットをいくつか買ってから、先に県立美術館で書籍をいくつか買って一旦車に戻って荷物を置いてから展覧会へ。
今回は東山魁夷館の開館35周年、ということで国内のあちこちから作品を集めるとともに皇居にある朝明けの潮の下図も見るのが目的であった。朝明けの潮は本当に良かったんだけど、参議院と衆議院に飾ってあるという絵であるとか、10代の時の東山の絵なども見ることができたのが大収穫だった。
平山郁夫の幼少期の絵もすごかったんだけど、東山魁夷もこれで19歳...?みたいな圧倒的な画力ですごかった。ぜひみんなにも見てもらいたい。
長野県立美術館の常設展はふむふむ〜程度ではあったけど、東山魁夷館にある常設展だけでも唸るのと、美術館全体の設計がランドスケープ美術館、というのはなるほどね、となるくらいには良い建築物だったのできて良かったなと思う。
美術館の後は隣にある善光寺へ。美術館は主に年長者が多かったのだけど、こっちは若い人がかなり多い印象だった。
御朱印をもらうための列も結構長かったけど、寺の方も5並列でバンバン書いていたので割とスムーズに進んだのが良かった。直に書くのは1つだけで、書き置きを7-8種類売ってたけど本当に商魂たくましいな、って思う。
境内にあった BEAMS とのコラボショップの目玉商品。これを見た後ろの若い人が「うわっ、信大の色やん」って言ったのが面白すぎて笑ってしまった。
この後は参道に行くか悩んだけど、人多すぎて疲れそうだったのでさらっと次の目的地に行くことにした。
長野市の後は上田市にある、安楽寺と無言館へ、と思ったもののもう15時に近くて両方はいけないなあとなったので無言館に行くことにした。
ここは藝大などの学生で、徴兵後に戦没した人が書いた作品を展示している、という施設なんだけど、絵よりも残った家族のコメントや当人の生い立ちなどを読むだけで脳の帯域が全部埋まってしまった。
国立近代の戦争画の企画展もだけど、見学すると「すん」となってしまう施設ではあるものの、見にきて良かったと思う。
上田市の後はだいぶ日が暮れそうな感じになっていたので、この日の宿の藤川に向かって出発。
途中にあった横川のサービスエリアで釜飯を食べて、これを夕食とした。特に下調べをしないで行ったらたまたまあった、というものではあるけど、エンタメとしてもご飯としても良い体験だった。
この後は真っ直ぐ藤川に向かって、お馴染みのルートインですぐに寝てしまった。お疲れ様でした。