GitHub から Actions に Arm 版の Windows を追加した、というアナウンスが出ていたので ruby/ruby
に新しいジョブとして追加しておいた。
runner の id を見る限り windows-11-arm
となっていて、server じゃなくても CI みたいな用途に使っていいんだ、と思ったけど Microsoft というか GitHub が公式に出しているので大丈夫なのだろう。
で、この windows-11-arm
runner は今までの Windows 2022 Server などとは結構な量で挙動が異なっていて単にビルドを通すだけでも結構大変だった。
sort
などを使うためには coreutils
などを scoop から入れないとダメで、coreutils
は mingw + arm ビルドのバイナリが壊れているので https://uutils.github.io/coreutils/ などを使って解決した--arch x64
などと指定して x86 バイナリをインストールした上でエミュレーションで動かした方が良いVC14.2
などの toolchain は入ってないactions/checkout
が動くが Arm runner は C ドライブで動かすここまでやって、なんとか nmake
を通してバイナリと拡張全部をビルドできるようにしたものの、nmake check
ではあっさり落ちてしまった。多分、Visual Studio 2022 で見つけているバグのやつじゃ無いかと思うけど、どうかなあ。
とりあえず vcpkg でもちゃんと aarch64
とか arm64
となっているような dll は作成できてるし、Visual Studio 2022 のアップデートなどをみながら徐々にテスト範囲を広げる感じで。
4/22 から東博で始まる特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」の内覧会が開催されたので、仕事を早めに切り上げて上野公園へ。今回は表慶館で浮世絵現代という展示も同時開催という気合い入れた感じになっていた。
浮世絵現代、ということで古くはこう浮世絵を刷っていた、というところに加えて現代の浮世絵制作の解説であるとか、現代アーティスト、といっても草間彌生などの版画の紹介でなかなかよかった。特によかったのがゴルゴ。
最後のミュージアムショップで図録を買ってから、企画展の方へ。NHK が大河ドラマと合わせてめっちゃ頑張りました、という展覧会で各パネル全部に英語の説明を併記しているあたりを見るにインバウンドの呼び込みも兼ねているのかなあとか想像していた。
展覧会としては、3/4 で終わってしまって、最後の部屋が大河ドラマのロケ再現って感じでいつものつもりで見ているとちょっと物足りなくはあったけど、東洲斎写楽の江戸兵衛が二枚一対の版画、ということを知れただけでも収穫ではあった。
ミュージアムショップ、江戸兵衛とか本の巨大ぬいぐるみがあって笑ってしまった。買ってもいいけど置く場所がないので小さいやつだけにした。このあとは本館でやっているイマーシブシアターへ。ここも NHK が頑張って撮影した 8K 映像を大画面でご覧くださいというやつで、まあまあよかったかな、という感じだった。全体的に頑張って盛り上げようという気持ちは感じるものの、個人的には浮世絵や版画は「ふつう」って感じなのでボリューム不足だった気がする。
Ruby 3.5.0-preview1 がリリースから少し遅れて all-ruby の docker image にも追加しておいた。