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HsbtDiary


2025/03/21 (金) [長年日記]

ホテル浦島の朝

この日は5:30くらいに目が覚めたのでササっと風呂に入ってきたらちょうど日の出だった。

止まった建物は日昇館という半島の東側にある建物だったんだけど、そういう意味だったのか!というのをこの風景を見て気がついた。帰りは船ではなく、駐車場の前までバスで送迎。

鳥羽の海の博物館

この日は鳥羽を中心に観光をしよう、と那智勝浦からひたすら北上して途中で運転を交代しつつ、鳥羽に到着。早く出発したからか予定よりも少し早かったので、とりあえず海の博物館へ。

海の博物館は、島根のグラントワなどの設計をした内藤廣が設計した建物で、それを含めても良い空間と展示だった。日本に木の船がこれだけあって、全部何かしら違いがあるのは面白かった。

海の信仰、ということで牡蠣で作られた龍。鳥羽なので、どちらかというと海女や養殖の文化が中心ではあったかな。建物や展示はいいけど、立地がなかなか厳しい印象で、いつ閉鎖してもおかしくはない...という気配だった。なかなか難しい。

海女小屋 相差かまど おぜごさんで海鮮バーベキュー

妻が少し前から海鮮バーベキューを食べたい!と要望を出していて、鳥羽付近には牡蠣小屋がたくさんあって焼き牡蠣、蒸し牡蠣色々あるなあと眺めていたら、たまたま海女の人が休憩で使っていた小屋を食事処に改装して、そこで海鮮バーベキューを振る舞うというエンタメがあるのを見つけたのでそこに行ってみた。

鳥羽の南にある相差町というところが海女文化を後世に、という活動をしているエリアらしくそこに移動。街は車2台はすれ違えないな...という狭い道だらけでやや気をつけながら駐車場に車を停めてから、海岸線沿いの海女小屋へ。ちょうど晴れててめちゃくちゃいい景色だった。

おぜごさんは予約が必須でこの日は12時に予約して、海の博物館に寄ってちょうどいい時間だった。海女さんが牡蠣や伊勢海老などを焼きながら昔話をしてくれたので妻があれこれ話しつつ、自分はただ頷いていた。いやあ、牡蠣とウニご飯がほんとおいしかった。ごちそうさまでした。

ご飯の後は街にある石神様の神社へ。ここは女性の願い事を叶える、ということになっているエコひいきな神社で妻があれこれしていた。海女の文化が残る土地らしく、なぜか安倍晴明のドーマンセーマンがお守りになっていたりと面白い場所だった。

豊田市美術館へ

だいぶ前倒しで予定を消化することができていたので、この後は寄り道しないで一気に豊田まで行ってしまおうと三重県を北へ移動して名古屋の南の橋を渡りつつ豊田に到着。

豊田市美術館では特にみたい!という展示はなかったけど、建物自体に興味があってざっと見終えてから、満足感が高かった。ちょうどステーションギャラリーでやっていた宮脇綾子の作品もあったのもタイムリーだった。

隣接していた博物館は過去に東京で見た展示の巡回だったので建物を見るだけだったけど、豊田市みたいに金がある街の文化施設はほんと立派だなあ、と感心してしまった。何はなくても金である、というのも海の博物館などを見た後は寂しいものだけど。

この後はこの日の宿の多治見まで移動して就寝。豊田の帰宅ラッシュに巻き込まれたっぽくて、高速に乗るまでに結構な時間がかかって疲れてしまった。お疲れ様でした。