3日目、この日は我慢できずにワッフルとフルーツ盛り合わせを頼んでしまった。
チェックアウトは 8:30 で、これまたオーガナイザーがタクシーを手配してくれたので荷物を担いで空港に移動した。海外から来てキョロキョロしながら、バスや列車というよりは安心できてありがたい。なお、ちらっと見た感じ料金は5000円くらいだった。
来たときはヘルシンキを経由する Finair だったけど、帰りは JAL が使えるフランクフルト経由にしたので、クラクフからはルフトハンザでスターアライアンスを混ぜて乗ることにした。
最初、アライアンスが混ざっているので、手荷物はフランクフルトで回収しないとだめかと思いきや、成田まで直接輸送されるらしく、慌ててホテルで詰め込んだ荷物を取り出してトランクとリュックとに入れ替えをしていた。
クラクフからフランクフルトへは時差の変更はない状態で90minほどのフライトで、13:00くらいにフランクフルトについた。
成田行きの便は夜の20時ごろで5-6時間くらいあるので、フランクフルトにある殿堂入り美術館の一つであるシュテーデル美術館に行くことにした。
今回ルフトハンザはターミナル1に到着して、JAL はターミナル2ということで保安エリアの外に出るしかなく、ちょうどいい機会でもあった。これがルフトハンザ同士の接続だと面倒なことになっていた気もするけど、普通に出ればいいのかもしれない。
フランクフルト空港から市街地へは電車に乗るのが格安っぽく、駅まで降りてから適当に切符を買って市街地へ。切符の自販機、英語UIにしてるのに途中からドイツ語のみになってカオスだった。無理でしょこれ。
中央駅についてから10分くらい歩いて南下して目的のシュテーデル美術館についた。たまたま通った道がそうだった、というだけかもしれないけど、駅前にも関わらずクラクフなどに比べたらちょっと治安が気になるな、って感じには道が汚れていたりして観光で数日滞在する感じではないかもなあとか思ったりした。
シュテーデル美術館に到着してからは黙々と目的の絵を探そうかと思って地図を元に歩いていたら「あれ、これラファエロじゃん」みたいな感じで、いわゆる巨匠と呼ばれる人の作品が置いてあってとにかく充実していた。
この日は水曜の平日ということもあって、館内は写真のようにガラガラだった。こういう状態でいわゆる常設展として目当ての絵を見ることができて本当にラッキーだった。自分への誕生日プレゼント。
これはボッティチェリ。ボッティチェリは10数年前にイタリアのフィレンツェに行った時に見たプリマヴェーラいらいだろうか。
小部屋の端に飾ってあって「ん?」と思い作者を確認したら画家の中の画家、スペインのベラスケス。
これはレンブラント。マップにもハイライトとしてマークしてあるってことはイチオシなのだろう。
そして、今回の目当てであるフェルメールの地理学者。ルーヴルにある天文学者とついになる作品で、同じくらいの大きさなのだな、ということがわかってよかった。近づいて拡大して見ることができるくらい空いていてゆっくり見ることができて満足。
シュテーデル美術館は古典絵画の他にも近代絵画としてシャガールやドガ、クールベなどもありつつ、地下の巨大なホールにはコンテンポラリーアートも展示しているという全部入りの美術館で、地下エリアのことは事前に調べてもどこにも書いてなかったのでお得だった。
地下エリアの作品はほとんどが知らない人でふむふむ眺めて歩く感じだった。
この作品ではないが、李禹煥じゃん、というのが唯一何も見なくても認知出来た作品かなあ。地下を全部見た後はミュージアムショップに移動して、古典、近代、現代と3冊の図録を買った。これ、全部ドイツ語のものしかなくて、英語版を出してくれよ〜と心から願ったけど、他の本もドイツ語のみって感じだったので諦め。
アホみたいに重いカバンを背負って、再び空港に移動開始。ここでもドイツ語でしか案内が出てなくて、Airport ってどこだよ!と一人で焦りながら google lens で看板を翻訳して列車にのった。
空港についてからはラウンジで適当に時間を潰してから成田行きに乗って離陸。お疲れ様でした。
6/12 ということで43歳になった。誕生日を海外で過ごすというのは初めてであったが、お祝い的なものは週末で。
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