4月に入ってからあちこちに行く予定なので今のうちにいける展覧会は行っておこうと上野公園周りのあれこれを見てきた。
まずは図録だけ買っておいた国立西洋美術館で開催されている現代アートの展覧会へ。内覧会の時のパフォーマンスで注目されていたけど、現代アートって現代社会に揺さぶりをかけるものじゃん、という感想なので、それに対して「やるべきではない」みたいなネガティブな意見を言ってる人は not for you だなと思っていた。上野に行ってあの手のものを見たくないって人も、国立西洋美術館の企画展エリアは企画展以外で行くことはないので、少なくともあなたの目には入りませんよ、なんだよなあ。
というわけで展覧会の方に戻ると、めちゃくちゃ良かった。例えば、ロダンの考える人がこんな感じで横たわっていて、「銅像って展示台に固定されてるの?なんで?」という裏側とそれに対するステートメントであるとか、国立西洋美術館の生い立ちとエリアに合わせた問題提起が多数あった。
一番印象に残ったのが、上野公園周辺のホームレス支援、アウトリーチ活動をしている人へのインタビューからそれをアートで表現したというやつだった。山谷というエリアは近所ではあるので知っているつもりだったけど、山友会という支援団体やホームレスの人が何故ホームレスになったのか、というところの具体を知る切っ掛けになったのはとても良かった。
写真はアウトリーチ活動の一つである、上野公園周辺の清掃活動と自分も行った上野の森美術館のモネ展の看板の明るさを書いたアート。
そして、モネ展を書いたアートの直後に、国立西洋美術館が修復したモネの睡蓮に関するアートが展示されててうまいなあとも感じた。
その後もポロックやスーラなどを模倣した現代アートなど、最初から最後までじっくり見てしまうものばかりだった。図録はまだ積んだままなので、じっくり読んでから一回行きたい。行けるかなあ。
国立西洋美術館を満喫した後に昼ご飯の時間まで何をしようか、と考えて科博で開催されている大哺乳類展3を妻と見てきた。
土曜だったから、ということからか子連れからカップルまでめちゃくちゃ人が居てすごかった。自分は一度見たということもあって、科博に人が集まるのは良いことなので何より、という気持ちで見逃したところをもう一度ちゃんと見ていた。
ヒグマ、Wikipedia などだと 150cm と書いてたけど、やっぱどう見ても2m以上あるんだよなあ。どこからどこまでの高さか、で違う測定方法になるんだろうか。