サンクチュアリに続いて、ossan.fm の影響で THE DAYS も一気見してしまった。
https://www.netflix.com/title/81233755
タイトルだけでは何のドラマかわからないけど、東日本大震災の際の福島第一原発事故を追ったノンフィクションドラマだった。主に吉田所長を中心に、原発が地震によって緊急停止、電源喪失、その後の水素爆発が発生する中で東北電力の本店と原発、政府それぞれの出来事ややり取りを描いていて、今となっては「この後に爆発すんだよな...」とか神の視点を持った状況なのでそういうのも含めて面白いドラマだった。
このドラマは最初から最後まで判断と決断の連続で、マネージャやリーダーと呼ばれる人は改めて見ると面白いと思う。感想をいくつかみてると、現場を持ち上げて本店や政府の上層部を下げている記事がいくつか散見するけど、どう考えても無能なのは原子力安全委員会のトップと東電本店の副社長の片側だと思うんだよなあ。自己保身のために情報を隠したり、より上位の機関が求めている回答をしないでいわゆる専門家みたいなことだけを言ってる次点でだめすぎる。それはそれとして、原発の現場が海水注入をやめろと言っている本店の指示を無視というか隠蔽しているのを現場力とか言うのは本当にまずいと思う。
サンクチュアリもだけど、Netflix は 8 話で終わらせないとだめなのか 7-8 話は駆け足になっている印象があって、とくに THE DAYS の場合は 8 話がなんだかよくわからないうちにエピローグモードになってしまって、「あれ、終わっちゃった」というのが何かもったいなかった。もう思い出せないけど、どういうタイミングと判断によって原発事故の危険度は下がったとなされたのかまでは描いて欲しかったかな。
この日は家に1人って感じだったので、夜に食べるものでも買ってくるかなあと上野駅に行ったついでに国立西洋美術館をぶらぶらしてきた。この日はスペインのイメージという企画展をやっていたのでこれも一緒に見てきた。
企画展というと、いつもポップアップストアをロビーに設置してグッズを大量に販売しているものだったけど、この企画展はそれほど入場者を見込んでないのか、図録やグッズはミュージアムショップの傍らにあるだけでおとなしい感じだった。実際に入場者も土曜だと言うのにそれほどでもなく、個人的にはゆっくり見ることができたので良かった。