トップ «前の日記(2023/05/28 (日) ) 最新 次の日記(2023/05/30 (火) )» 編集 RSS feed

HsbtDiary


2023/05/29 (月) [長年日記]

RubyGems/Bundler のリポジトリの Rakefile を一つにした

RubyGems と Bundler のリポジトリである https://github.com/rubygems/rubygems には、Bundler のリポジトリのマージの名残から Rakefile はそれぞれ別に存在していて、Bundler のテストを実行する時には bundler フォルダに移動する必要がある、という中々面倒な状態になっている。

RubyGems と Bundler は片方だけ直したら何かということはなく、特に RubyGems は Bundler の挙動にも大きく影響するので、何かを変えたら両方でテストを実行、というのが開発のワークフローなので、エイッとあちこちに散っている .rake ファイルや Rakefile そのものをリポジトリのトップに有る rakefile に統一してしまった。

https://github.com/rubygems/rubygems/pull/6691

エイッと変えてしまえばどうにかなるものと、rspec などは spec_helper や .rspec の読み込みなどがディレクトリ階層に依存しているので、今回は chdir を使って雑に動かすようにしつつとりあえずは rake task の在り処を統一するというのを最初のゴールにして変更した。

ついでに今まで bin ディレクトリで配布していた RubyGems の executabls も今後の rspec などの binstubs を入れる場所のために地上げして exe フォルダにリネームした。

https://github.com/rubygems/rubygems/pull/6704

次は bin や tool フォルダなどをトップに統合するというのを進めて、最終的には lib, spec もトップへ、まで行けるといいなあ。頑張ろう。

Fedora 38 を Ruby CI に追加した

そういえばこの前 Fedora 37 も出ていたし、そろそろ 36 は EOL かなあと思って確認してみたら、36 は 2023-05-16 に EOL になったばかりで、38 もリリースされていた、という状況だったので Ruby CI に 38 を新しく構築しておいた。

https://fedoramagazine.org/announcing-fedora-38/

CI 環境については https://github.com/ruby/ruby-infra-recipe であらゆるOSで半自動化しているので、fedora38 は特に面倒なことはなくシュッとセットアップが終わって便利。