クリスマス、ということで夕方くらいに Ruby の新しいバージョンである 3.2.0 がリリースされた。
目玉となる機能などについては解説記事がたくさん出ると思うのでそちらをみてもらうとして、今回 ja の記事の大半を翻訳するということをやっていた。
最近の NEWS などは英語で書いて終わり、ということが増えていて www のページも CVE とその対応のアナウンスなどは ja はないということも増えており、それはそういうものなのでいいんだけど、日本語の方が拡散されやすいということもあり、先週の後半に DeepL 片手にうりゃっと翻訳した。
中には Code GC とか YJIT Code とか、keyword rest とか、うーん、となるようなものが多くて k0kubun にこれで通じるんすかね、とか聞いたりして意訳も込みでなんとかやったって状態。終わってみると YJIT と MJIT でこういうことやってたんだ、ということを知れて便利といえば便利だった。
あとは NEWS からアナウンスとして入れた方がよかろうというものをピックアップして目立つように並び替えたり、NEWS にこの変更書いてないぞコラー、というのを見つけては追記したりしていた。えらい。
今年はインフラ周りのテコ入ればかりやってて、今回のリリースではあまり目新しいものはなくて
あたりが主な成果というかやったことだった。あと今まではしょうがないということで残っていた、リリースされている default gems のバージョンとリリースされた Ruby の中にあるバージョンとでコードを完全に一致させた。今までは差分があることで JRuby 方面から毎回苦行が来ていたのだけどこれでなんとかなるはず。頑張った。
Ruby 3.3 ではもうちょいやりたいことに手を入れていこうと思います。
リリース作業をしている裏で ruby-build の定義ファイルもシュッと更新して、アナウンス公開と同じくらいに ruby-build の方もリリースしておいた。
Release ruby-build 20221225 · rbenv/ruby-build
スクリプトを実行するだけなので大したものではないのだけど、微妙に手を入れる必要があったりするのでこの辺も念じたら出る、くらいにしよう。
リリース作業中にページのビルドが 25 分くらいかかっていて、こんなに遅かったっけ?とリリースしている人で確認してみたら以前は2分かからずに終わっていたのでどこかで regression というか何かが起きていることがわかったので調べていた。
Lock jekyll 4.2 because 4.3+ is too slow build by hsbt · Pull Request #2931 · ruby/www.ruby-lang.org
bisect とまでいかないけど、影響ありそうなところを調べて行ったら Jekyll のアップデート後から顕著に遅くなっていたのでダウングレードしたらいい感じの速度に戻った。この辺、CI というか適当にマージしてからそのうち反映されるっしょ、くらいの気持ちでいたから気が付かなかったなあ。
いやー、池袋は盛り上げが上手というかライブ慣れがあって最初から最後まで見てて飽きなかった。これで 5/6 が終わったので年明けに渋谷で終わりかな。最後に4月に 9th ライブをやるという告知が出たので、これも PPV でみるつもり。飽きなくて良い。