Redmine 5.0 がリリースされていることに先日気がついたので今メンテしている Redmine 4.2 ベースのパッチを整頓して Redmine 5.0 にマージした上で動かない箇所を細々と直してリリースした。
ちょっと面倒だったのは Redmine 5.0 は Rails 6.1 ベースとなっていて Zeitwerk ベースの autoloader に変わったので、各種プラグインなどを全て Zeitwerk の規約に揃えて書き直す必要があった。基本的に、ファイル配置に合わせてガンガンリネームするだけだったけど下のように、if で判断して処理するというだけのファイルの時にダミーで class を差し込まないとダメなのはそういうもんなのかなあ。
if defined?(Foo)
class Bar
end
# Bar を使った何か
else
class Bar; end
end
それ以外は特につまづくようなこともなく、Ruby 2.7 で動かすことができた。Rails 6.1 は Ruby 3.1 でも動くので、せっかくなので Ruby のバージョンも上げて YJIT を有効にすることにした。
こっちは YAML の仕様が少し変わったり、mini_racer
gem をビルドするために
$ bundle lock --add-platform x86_64-linux
をしないと、bundler が musl だと思い込んでビルドしてしまうバグを踏んでいたりと、どちらも「あ、はい、自分が犯人です」というようなやつだけだったのですぐ直せた。一通り動いてる気がするけど、やや様子見。
しばらく工事をしていた国立西洋美術館がリニューアルオープンしたので、散歩ついでに見てきた。工事していた建物前のスペース、ル・コルビュジエの当初の設計に合わせる形で戻したということだったけど、コンクリートに敷き詰められてしまって、個人的には前の方がよかったな...って感想だった。
リニューアルにあたって、当面は常設展が開放されていて久しぶりにぶらぶらと歩いてみたけど、特別展とか関係なく収蔵品はいい感じのものが多くて、東博や藝大と同様に改めて散歩コースとして見る場所が復活してよかった。