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HsbtDiary


2020/11/14 (土) [長年日記]

金沢旅行1日目

GOTO 使って今年開館した美術館に行っておこうのコーナーで金沢に来た。一泊二日ホテル込みで5000円クーポン付き一人 22000円なので破格である。

金沢へは上野から新幹線で3時間弱ってところ、到着して早々に鼓門が出迎えてくれてだいぶ良かった。駅の方から見るとガラスのパビリオンの方が目立っておもちゃっぽかったのだけど、外に出てみると迫力があって見応えがあった。これはいい駅だねえ。ついてみると京都の時に比べてめちゃくちゃ人がいて、バスやタクシーも行列で乗るのも時間がかかるというくらいでちょっと驚いた。

別に歩けばいいか、とひたすら歩いて近江町市場でささっとランチ寿司を食べてから、さらに歩いて今回の旅行の目的の一つである国立工芸館へ。ここは皇居の近くにあったものが金沢に移転した、というものなんだけど収蔵物はそのままで展示方法だけアップグレードしていて相変わらず良かった。ただ、以前よりは展示スペースが減ったかな、というのが気になったのでこれから引き続きかな。

続いて、隣にある県立美術館へ。ここは事前にそれほどリサーチしていなかったんだけど、野々村仁清の香炉や刀剣の白山吉光などの国宝が展示されていたり、さらには北陸にゆかりのある現代アートも多数展示されていてだいぶ当たりだった。今回の旅行で一番良かったかもなあ。ここまで歩き回って少し疲れたので、美術館に併設されているカフェでケーキを食べて一休み。

この後はどこに行くか悩んだけど、閉館間際の鈴木大拙館へ。ここは展示というよりは、建築物を通して鈴木大拙の思想について考えるという場所だった。写真スポットとしてもだけど、体験自体も良かったのでもうちょっと時間がゆっくりあるときに来るのがいいんだろうなあ。

この後は再び近江町市場まで戻ってから、カニやら海鮮丼やらを食べる。昼に市場に来たときはとにかく人が多くて店に入るにも行列、って感じだったけど夜はそうでもなくてちょっと拍子抜けだった。あの人々はどこに行ったのだ?

夕食の後は新しくできた私設美術館の KAMU へ。いくつか展示スペースがあるんだけど、目当てのレアンドロエルリッヒの新作で、妻と一緒に無邪気に遊んで写真を撮るなどしていた。私設美術館ということもあってそれほど大きいスペースではないので、こんなものか、というのはありつつも今後は展示エリアを増やしていくということなので金沢の街をあちこち歩きながらみることができる、というコンセプトは応援したい。

ここまで来てだいぶ疲れていたけど、金沢21世紀美術館の夜間展示へ。常設展と企画展二つをざっと歩いて回って眺めてきた。21世紀美術館、現代アートを展示しているのに撮影が禁止でだいぶ渋い気持ちになったけど、来館者がめちゃくちゃ多いと事故防止のためにしょうがないのかなあ。コンセプトを含めてだいぶ良いのに、撮影制限やスイミングプールだけめちゃくちゃ人が集まって雑談の声がうるさい、という当たりは要改善と思う。

閉館ギリギリまで美術館を見てからホテルにタクシーで戻ってばたり。二日目に続く。