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HsbtDiary


2020/04/06 (月) [長年日記]

ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きるを読んだ

NHK「100分de名著」ブックスという、いつものテキストとは違うバージョンだったけど、今回もすらすら読んだ。エミール、新しい気づきが二つあった。

  • 中世では子供、というものはただ小さい大人というだけで、教育とか成長過程に応じて対応を変える必要があるということが全くなかった
  • ルソーといえば、社会契約論だけど、エミールの教育は何のために行われるのかというあたりを通して社会の一般意思ってなんだということがおぼろげながらわかった

特に一つ目が、小さいときから当たり前のように教育、というものをうけてきた人間としては驚きだったのだけど、これを踏まえると中世の絵画に子供、という存在がなかったり、子供なのに英才教育 しかやってない、というあたりの背景も理解できてだいぶ視界が広がった印象だった。

次は何を読むかなあ。


NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きる
西 研
NHK出版
¥935