@tokuhirom さんが、OKR って表紙の本よりこっちの方がいいよというのを Twitter ではなしていたので、読むならいい方をってことで、最初にこちらを読んだ。
OKR 何となくはわかっていたけど、これを見ると実際に組織をどう変えていったか、というエピソードと一緒に背景にある仕組みについて理解できるのでだいぶ良かった。「優先事項にフォーカスし、コミットする」というのはほんとそうだなあと思うけど、これ以外のことを全部やらない、というような強い気持ちとそれができる組織というのはどういう感じかなあというのを考えたりするのもいい機会だった。
あと OKR をやってる組織での報酬の決定ってどうやってるの、についても触れている個所が少しだけあったのも良かった。本にあるようにマネージャか部門に報酬のバジェットと裁量を全部渡してしまって、OKR と切り離したうえで個々のパフォーマンスに対して報酬を設定する、というのは方法の一個とは思うけど、実際にじゃあ自分の部門でやってください、となると、それはそれで「うーん」と大変だろうなあとも考えた。
エンジニアに限らないけど、評価制度とか、目標管理制度などについて、何か考えることがある人は読んでみると良さそうです。
Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR
日本経済新聞出版社
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