今年に入ってからずーっと続けてる Gemification プロジェクトの一環で fiddle を gem にしていいかと @tenderlove に聞いたら、「いいよ」と返事もらったのでシュッと gem にした。いや、シュッとはできなかった。
と言うのも fiddle は rubygems.org に別実装の fiddle と言う Rails Engine な gem が全くの同名ですでに登録されているという状態にあって、fiddle gem をリリースするにために owner へ譲ってくれないかと言うのをまずはネゴるところからスタートした。
上記二つ目のリンクから確認できる 0.6.3 以下のバージョンが別実装の gem となる。幸いにして、owner はもうメンテしてない gem だから transfer するよと快く応じてくれたので、owner として自分が登録されたのちに過去の gem を yank して、ruby/ruby の ext/fiddle な実装のコードを fiddle gem の 1.0.0.beta1 としてリリースした。
https://github.com/ruby/fiddle
後日談として、 https://github.com/ruby/fiddle/issues/1 と言う issue が立てられていて、以前の gem を使っていたユーザーかなとごめんねと最初はコメントしたのだけど、reference として付いているコミットを見たら報告した人は過去の fiddle gem を standard library の gem と思って追加していたらしい(実際には全く関係ない Rails Engine をロードしていた)。この状況はわからない人には混乱しかない不幸な状況といえるので、standard library と同名の gem は早急に standard library な実装で上書きするなり yank しないといかんな、と心新たにしたのだった。
世界が平和になるには fileutil や etc もなんとかしないとダメなんだけど、今年一年かけてじわじわやっていくって感じになりそう。頑張ろう。