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HsbtDiary


2015/08/17 (月) [長年日記]

[ruby][rails] aws-sdk-rails を使ってリージョンを指定する方法

aws-sdk v2 を使っている時、region を変更するには

AWS.config.update(region: 'ap-northeast-1')

などとするとグローバルな設定として region が切り替わる。一方、aws-sdk-rails という AWS SES を ActionMailer のアダプタとして簡単に使える gem があるのだけど、先に述べた AWS.config で region を指定する方法が AWS SES にも伝搬してしまい、SES が提供されていない ap-northeast-1 を利用してメールを送ろうしてしまって困ってしまう。

このような時は :aws_sdk という aws-sdk-rails が追加している SES の ActionMailer アダプタを以下のようにオーバーライドする必要がある

Aws::Rails.add_action_mailer_delivery_method(:aws_sdk, region: 'us-east-1')

これくらい Rails.configuration.action_mailer の設定で変えられないのか、と思って右往左往していたのだけど、結局上記の方法でやるしかなさそう。とても Rails っぽくない。

従業員代表として深夜労働に関する労働条件の変更を提案した

タイトルどう書くのが良いのか悩ましかったけど、長々とかくと

「従業員代表として参加している安全衛生委員会にて、深夜労働に関する実態の把握、および産業医、構成委員の意見を取りまとめ、管掌役員に意見を伝え、経営会議に深夜労働に関する労働条件の改善案を上程し、経営会議にて改善策を可決していただき、本日より新しい条件に基づいた深夜労働が開始された」

という感じ。自分一人で全てやったわけではなくて、実態の把握や上程資料の作成には人事と協力しながら進めました。なお勤務先のGMOペパボは従業員数300人弱の会社です。条件をどのように変えたのかの細かい部分はここには書かないので、ペパランチョンにでも申し込んでくれればその場でしゃべります。

労働者の労働条件、または安全および衛生管理が改善の余地ありと感じる状況にある人は、労働基準法第36条の締結のために労働組合または従業員代表、労働安全衛生規則第23条に基づいた安全委員会・衛生委員会または安全衛生委員会が、どんな会社でもかならず組織されているはずなので、それらの機関から改善に関する意見をしかるべきルートで経営者にあげるべきだと思います。Twitter や Facebook にぐだぐだと愚痴を書いてもまず変わりません。

自分は管理職ではないのだけど、労働の条件というのは、トップダウンでバーンと与えられるのをハイハイと受け入れるものではなくて、こういう活動を通して労働者自らがボトムアップで獲得して行くものだと思っているので、先に述べたような活動を今年は精力的に行っている。

繰り返しになりますが、そんなペパボに興味がある人はペパランチョンか採用ページから応募してください。