Google はこうやっているよ、考えているよということが書いてある本で、スマートクリエイティブを集めて力を発揮させればいいんだ、という他の組織で同じことができるかな~といえば厳しいと思うけど、ところどころすぐにでもやれば良さそうな内容はあった。
特に「10倍スケールで考えよう」というあたりはだいぶ良いなと思って、先月くらいからわりと実践している。
だいたい目の前に出てくる課題は出来そうなギリギリのラインの解決策であるとか規模で考えて手を動かしてしまうけど、それらを10倍の規模や性能で解決できたとしたらどうなるか、ということをちょっとだけ考えるようにすると、だいたいが良いレベルの技術的挑戦になって面白い。
たとえば、PVを2倍じゃなくて10倍にすればどうすればいいかとか、新規会員数が10倍になったとしたら何を準備する必要があるか、みたいに考えるとぼーっと出来ることだけをやってるわけには行かないけど、明らかにできなさそうなことでもない、というちょうどいいレベルの目標になる。
世の中には100倍で考えるというのもあって、こちらもだいぶ良い思考フレームワークだけど、R&D部門じゃないところだと作業を終えることが厳しくなったりするので、頭のなかでぼーっと考える程度にとどめている。