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HsbtDiary


2007/12/25 (火) [長年日記]

[IT]家が建たない 「国交省が引き起こした官製不況だ」の感想

たまたま「IT業界の東スポでおなじみの日経コンピュータ」にも同じ話が出ていて、サブプライム並に来年の大問題になるとか、プログラムを作らないとダメなのに仕様が決まってないとか、大臣認可が意味無いとか何とか書いてあったりとどちらかというとコンピュータベンダよりの記事になっていて、大変なんだなあという印象だった。

が、建築士よりの産経の記事をさっと読んだ瞬間に「なんだ時間単位の見積もりだとか、ステップ単位の規模予測なんて毎日やってることと同じじゃないか」と思っていたら、id:yugui も同じコメント

逆にこれが定常化しているのがソフトウェア開発ではあるまいか。

を残していた。

よくIT業界のエンジニアリングに関して主に建設・土木・製造業界から以下のような意見を散見する*1

  • IT業界はスケジューリングもまともにできない
  • 見積もり技術が極めて未熟
  • 技術士や建築士のような資格を持たなくても誰でも設計に携われるのはありえない

この記事を読んだ後に上のような意見を見ると「実際にはグダグダなまま書類を通してとりあえず作ってるだけだったんじゃないか?」とか「最後はメディアとかに救済してもらえてうらやましいなー」とか色々とアレな気分になる。

まあ、IT業界と違って、役所に申請を通さないと工程移行が行えないだとか、優れたエンジニアの力があってもどうにもならないとか、その辺が違うだろうから色々と反論はあるんだろうけど。

思うのは、もう21世紀になってるというのに20世紀の建設・土木・製造業界のメタファをIT業界に持ち込むのはやめませんかって話なんだよなー。もし今後「他の業界ではできてるのに何故 IT 業界ではできないのか」とか言ってる人が出てきたら「できてねえじゃないか」と誰か言ってやってください。

*1 Permalink忘れた /.jp だったかなあ

[Book][Amazon] 今日の買い物リベンジ

昨日本屋に行って絶望したまま帰ってきただとやりきれないので、「アジャイルプラクティス」を紀伊国屋に行って買ってきた。オレが買ったときには八冊くらいあったかな。

とりあえず、昼休憩と帰りの地下鉄でぺらぺらと眺めて3章まで読んだ。今のところ内容としてはバカが征くや他の所で読んだような内容の復習という感じだけど、天使と悪魔のささやきは特にいいね。読みながらあるある感を感じることができるので、自分のプロジェクトだとか作業を振り返りながらだとなお良い。まとめは読了した後で。

後は「Rubyist Magazine出張版 Ruby on Windows」が Amazon から到着。今のところ仕事場では Excel 経由でしか Ruby を利用していないので、これ見て応用範囲を広げようかなと。


アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
Venkat Subramaniam
オーム社
¥2,640
Rubyist Magazine出張版 Ruby on Windows
cuzic
毎日コミュニケーションズ
¥190

[Amazon]うほ。アマゾン、プレミア会員だとヤマトでしたよ。

うちはプライム会員だけどペリカンだよ。というか、Amazon が使っている運送業は何基準に選定されているんだろ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
# 三色 (2007/12/26 (水) 23:13)

>IT業界はスケジューリングもまともにできない <br>>見積もり技術が極めて未熟 <br><br>このへんは発注側にも言える事だけどね。何が楽しくて常時デスマーチせにゃならんのか までは言わないけどさ。それなりに楽しいこともあるし

# しばた (2007/12/27 (木) 23:32)

そうだなあ。ぐでぐでなのを現場の努力で何とかなっちゃってる(ように見える)のも難しいところなんだよなー。