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HsbtDiary


2006/06/03 (土) [長年日記]

そうだ、北海道へいこう

結局、なんだかんだで午前中の観光はお休みして羽田へ直行予定。

帰宅

さすが北海道だ、6月だと言うのに晴天で平均気温が15℃だぜ!

新千歳に到着してから、何も考えずにエアポートに直行して自宅へ。途中、コムサストアでバーゲンをやっていたのでズボンとカットソーを買った。自宅に戻ったら案の定郵便ボックスがあふれていた。やばげな請求とかが無くて一安心。この辺の郵便物や伝票の処理は明日にするか…。

とりあえず、家電製品が起動することを確認したり、PCを起動して各種アップデート作業を行ったり。2ヶ月間エアエッジ生活だったから、ADSLってだけで天国のように感じるねぇ。

[Quality]品質管理学会の話

郵便物、その他諸々を処理する途中で品質管理学会の定期ペーパーになかなか面白げな内容があった。

その内容というのも、「学会活動に対するアンケート調査結果の反映」ということで、品質管理学会に対する参加目的や有効性についてのアンケート。ついこの前、情報処理学会と産業界とのギャップうんぬんについての話があったのでこっちにもふれておこうと思う。ちなみに母集団であるアンケート対象は学会の代議員94人で有効回答は67人。箇条書きメソッドで要点をば。

  • 参加目的は研究会聴講が43人と60%強を閉めており、次いでイベント参加、論文審査、研究会発表という順番になっている。
  • 「産の側からは、学会からのインプットを期待して学会活動に参加し、学の側からは学会を研究成果のアウトプットの場として活動していることが伺われる。」との考察。この辺は建前として何処の学会も同じだろうからスルー。
  • 有効性(複数回答)については、学会誌の質や人脈構築の場という回答をあげた人が多いにもかかわらず、「問題解決の糸口」という産がもっとも品質管理学会に求められるであろう事項をあげた人は2人のみとなっている。
  • 参加を薦める学会になっているかという問いについては、肯定的な意見が19人に対して否定的な意見が17人、どちらでもないが28人という微妙な人数。
  • 特に否定的な意見として産の側からは「企業の期待に応えていない」「コストパフォーマンス不足」、学の側からは「論文中心の人には向かない」「産の業務と学の研究とテーマがあっていない」などが挙げられている。

結局のところ、何処の学会にもありがちなことばかりという結果に終わっている。

個人的な感想としては学会から出される研究成果をそのまま適用すれば、現場の問題解決がすぐにできると考えているのが甘いんじゃないかと。特に品質管理学会の研究は、情報処理学会のようにアルゴリズムを作成したとかプロダクトを作りましたというようなものではなく、管理手法であったり、カイゼン活動の一例であったりと、その現場、現場の独自のものが多い。だから、学会に銀の弾丸を求めるのではなく、それらを参考にしつつ自分流にアレンジして、できることからやっていくくらいじゃないとダメなんじゃないかなー。