今時、見知らぬサイトのバイナリ落としてウィルス感染しました!って言っても、普通の反応としては「怪しいサイトのバイナリを実行するのが悪い」とか「ウィルス対策していないのが悪い」とか、そんな風潮なのになんでgreasemonkeyのそれは違うんだろう?
結局のところ、他人がアフィリエイトでもうけるのは妬ましいというのが大半の気持ちのような気が。
もちろん道義的にも、規約違反としてもよろしくないという前提で。「危険なスクリプトを利用するのが悪い」とか「ソースを読めない人間はGreasemonkeyを使うな」という意見にたいして、「みんながソースを読めるようにというのは間違っている」という反論がでることがピュアに不思議。インターネットの利用は基本的に自己責任じゃないの?
あと、労働に対する対価としての収入を横取りされてぶち切れるのはわかるのだけど、約束されていない収入が無くなって「被害」というのもさっぱりわからなかったりします。みんな、そんなに収入を得るために日記やblogを更新しているんでしょうか。これは個人的な感覚なので何ともいえないでしょうけど。
昨日の続き。
aptitude install trac trac-ja-resource libapache2-mod-python
Apacheでの高速化についてはFastCGIとかを使う方法もあるけど、今回はmod_pythonを使うことにした。
mkdir /home/trac trac-admin /home/trac/project initenv
プロジェクト名とデータベース名は適当に入力。Subversionのリポジトリについては
/home/svn/project
を設定する。
Apacheがtracディレクトリを読み書きできるように設定
chown www-data.www-data -R /home/trac/project
昨日作成したscmファイルに以下のリストを追加。
<LocationMatch "/[[:alnum:]]+/login"> AuthType Basic AuthName "Trac Authentication" AuthUserFile /etc/apache2/trac.passwd Require valid-user </LocationMatch> ScriptAlias /trac/project /usr/share/trac/cgi-bin/trac.cgi <Location /trac/project> SetHandler mod_python PythonHandler trac.web.modpython_frontend PythonOption TracEnv /home/trac/project </Location>
htpasswd2 -c /etc/apache2/trac.passwd
trac-admin /home/trac/project permission add hsbt TRAC_ADMIN
あとは
http://[vmwareのIP/host]/trac/project
にアクセスすればtracのトップページが表示される(はず)。trac-ja-resourceについては今から調べる。
調べた。
cd /usr/share/trac/ mv wiki-default wiki-default.orig ln -s /usr/share/trac-ja-resource/wiki-default wiki-default
こんな感じで。templatesも同様にシンボリックリンクを張り直す。wiki-defaultについては、tracのプロジェクトを作り直さないとダメなので、最初から作り直した。これでメニューもヘルプのwikiも日本語化された。
んが、上記の方法で日本語化するとwikiの編集やリポジトリブラウザが動かなくなってしまった。しょうがないので、wikiのデータはそのまま残してtemplatesはシンボリックリンクを消して元に戻した。とほほ。
被害を受けるのはGreasemonkeyを導入した人じゃなくて、サイトの運営者ですから問題がまるで違うと思いますよ。
・アフィリエイトの利益は「自分が納得した相手」に上げたいというフェアプレイ精神<br>・だからspam trackbackやspam commentや、無断転載blogのアフィリエイトリンクを踏みたく無い<br><br>このあたりの精神が関わっているのではないかと推測。<br><br>つまり「投げ銭」の代替行為としてアフィリエイトが扱われているという感覚があるので、意識せずに投げ銭行為をしているかのようなシステムに嫌悪感を持つのでは。
ああ、なるほど。一つめのフェアプレイ精神の解説で疑問が氷解しました。どもです。
Tracを日本語化について。trac-ja-resourceはTrac0.8.4用で、Trac0.9では日本語版パッケージはDebianの公式では存在しません。よって、WEB+DB Pressの記事ではSarge用に筆者が提供しているパッケージを使ってます。<br>なので、私自身はインタアクトのからDebianパッケージ作って使ってます。(http://discypus.jp/wiki/?%A5%BD%A5%D5%A5%C8%2FBug%20Tracking%2Ftrac%2FDebian#d20060420)
ああ、やっぱりバージョン違いでしたか。どうもです。<br>参考URLを見ながら、もう少し手を入れてみようと思います。