30周年イベントでも発表したけど、 www.ruby-lang.org こと Ruby の公式ウェブサイトをリニューアルした。
始まりといえば https://github.com/ruby/www.ruby-lang.org/issues/3227 という issue がたち、だいたいこういうやつは「はいはい」と閉じることが多いのだけど、他の言語のサイトと比べると「確かに古さは感じるよねえ」というのはあり、2024年の RWC 2024 の時に Ruby アソシエーションからの予算を確保してからエイっと進めてきたのだった。
https://www.ruby-lang.org/en/news/2025/12/22/redesign-site-identity/
具体的なリサーチ、とかコンセプト設計などは別の場所に書くとして、10年前(!)の前回のリニューアルではデザインを複数募ってからコンペ形式で決めたものの、採用されなかった案に理由を説明とか人と人のあれこれが異様に大変で、もうやめる、という気持ちになったので「僕が決めます」という方針で進めていた。
デザイナーとして作業をお願いしたあかつかさんにはディレクターっぽく、「もっといい感じに」をちゃんと砕いて伝えたり、自分がすべきコンセプト設計だとか、原稿を作るなどはやったり、プレビュー環境の整備、CI の設定、origin のリポジトリとのデータ同期などもあれこれやっていた。
発表当日の 12/20 の午前ギリギリまでコンテンツの更新を続けていて、あかつかさんからも「これで公開して大丈夫ですかね...」と不安な相談もあったけど、ここでお披露目だけしてリリースは後ですとかやってもじゃあ終わる基準はなんだよ、となるし、コンセプトとデザインの骨格は完成しているので、これで良い、と決めてリリースしてしまった。リリースマネージャの仕事はリリースすることなんでね。
結果としては、ほとんどの人から絶賛かつ、翻訳の追加であるとか、他のサイトにもデザインを広げると言った新たな行動を促す結果となっていて良かった。実際に使ってみたら「欲しい情報に辿り着けないんだけど...」などはあるとは思うので、その辺は漸進的に改善していきます。乞うご期待。
ついに最終巻、戦闘の何かはもう 26 で終わっていて一冊を通して後日談を描くという内容だった。
しかし、最近は続き物のコミックが全然読めなくなっていて、この号を読んでいても「これ誰?」ということがあってなかなか厳しい。ヴィンランドサガもだけど、フェリーの旅をする時にでも最初から最後まで一気に読み直すとかそういうのがいいんだろうなあ。