予定通りソウルに行くために朝の5:30に自宅を出発。ラウンジについてから朝食を食べながらゲームのデイリーを消化していたらそれほど余裕があるような感じではなかった。今回、事前チェックインかつ荷物を預けることもなかったのでカウンターはスルーしていたんだけど、パスポートの何かを航空券と紐付けないとダメとかでラウンジで呼び出しされてしまった。
その後に搭乗して8:00 ちょいすぎに無事離陸して、朝食第二弾で豚丼的な何かを食べた。韓国便とか、2-3時間しかないのに食事付きとか本当に修羅場ぽく、フライトアテンダントの人がうお〜、って感じであれこれサーブしていた。
ソウルに到着して妻に連絡をしてから、合流場所にしていたリウム美術館まで Uber で移動。K-ride というカカオタクシー系のアプリも入れていたけど、Uber が使えるならそれで良いや、と日本でも使ってるアカウントでサクッと配車してしまった。
リウム美術館には50分くらいでついた。金浦空港、思ったより都市圏から距離があるねえ。
妻と合流してチケットを購入して美術館の鑑賞を開始。このご時世に日本円で2000円くらいなのでめちゃくちゃ安い気がする。
リウム美術館は主に3つのエリアで構成されていて、上のような陶器、古美術のエリア、現代アートのエリア、そして企画展という感じで想像していたよりも広い美術館だった。
常設展のエリアはパスポートを預ければオーディオガイドを借りることができ、このオーディオガイドはおそらく NFC 的なものを使って作品の前に立てば日本語の解説文章が表示されて、自動音声による読み上げがあるので、ほぼ全ての作品について由来や色々を学ぶことができたのは良かった。
現代美術のコーナーではぱっと見で「これはオラファーエリアソンやな」とか、知ってる〜というものが多くて良かった。この作品、単にエモいな、というだけじゃなくて奥の円環が太陽で途中のリングが太陽系の惑星という解説を見たら二重に良かった。
あとはソウルの典型的な人たちを表した、という韓国のアーティストの作品、どれがどれ、というところまでは覚えてなかったけど、これも好みだった。他にもジャコメッティ、ロニ・ホーンなど色々で満足。企画展のエリアは韓国のアーティストの展示が行われていたけど、お腹空いたなあという気持ちが大きくてサラッと流すだけになってしまった。
ミュージアムショップで作品紹介の図録などがあったら書いたいなとは思っていたけど、企画展のカタログしかなかったので何も買わずに終わり。とはいえ、今回の旅行ではここにくるのが目的ではあったので満足。ソウルに来るたびに巡回ルートに入れて良さそう。
お腹空いたなあからの参鶏湯、今回は適当に調べて見つけた土俗村という宮殿の西にある店に行ってみた。
大行列、というわけではないけど数人が並んでいたり、店内はほぼ満席って感じでなかなか繁盛していた。
参鶏湯、黒い鶏も選べたので、普通の鶏と合わせて2つ頼んで妻とむしゃむしゃ食べていた。ちょうど朝鮮人参もセットで煮込むやつがあったのでそっちも堪能できて大満足。これで3500円くらいなので、お得だと思う。
昼食の後は、宮殿の無料ゾーンを横切って現代美術館へ。
宮殿、団体の観光客が、というのもあるんだろうけど、おそらくは韓国の地元の人も伝統衣装を着て楽しそうにしているのでなかなか良い場所だな、とは感じた。日本で二条城とか皇居に着物で行きましょう、とかならないもんな。
現代美術館、前に来たことはあるけど、その時よりもめちゃくちゃ人が多い上に展示エリアも広くなっているような気がした。しかも4-5つの常設・企画展を同時にやっているのに入場料が500円ちょっととか笑ってしまうくらい安い。常設展コーナーは韓国のアーティストにフォーカスしていて、李禹煥の作品は当然ながら、リウムで見た典型的な韓国人の作品もあったりと充実していた。
ただエレベータがないところに階段でだけ行くことができるエリアというのがあちこちにあって、なかなかに大変ではあった。美術館を歩き回るのすら体力が必要。
この美術館でとっておきの作品。タイルっぽいのはタイルでもなくて、四方系のマスそれぞれが下から上まで全てが何かの作品になっていて、横に置いてある双眼鏡を使ってみるというやつ。エモい。
ちょうどこの時期は LG がスポンサーとなったインスタレーションと映像作品が中央フロアで展示されていて、これは多分こういう意味!とか適当に考えた後に英語や韓国語を Galaxy AI を使ってカメラ表示からの日本語翻訳で解説を読んで「全然違う」...とかそういうのをやっていた。初めてスマホに搭載されているローカルAI機能を使いこなした気がする。
企画の1/3くらいをかけて展示されていた金昌烈というアーティストの Water drop という展示がなかなか凄くて、人も多く、もしかして韓国の平山郁夫みたいなポジションの人なのか...?とか考えながら見ていた。
最終的には平山郁夫までは行かなくても、千住博くらいのポジションにはいるということはわかったのが良かった。図録買っても良いかなと思ったけど、まだ完成してなくて pre-order らしいので海外発送で買うかなあ。
この後はミュージアムショップであれこれ買い物をしてからタクシーでこの人まるソウルの東横インへ。結局タクシーでまた50分移動、とかそんな感じでついた時にはもう日が暮れて真っ暗だった。できれば国立の中央博物館などにも行きたかったのだけど、今回は諦め。お疲れ様でした。