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■ 藝大の卒展を見てきた

藝大の卒展のシーズンにもなり、土曜に観に行くかと予定を組んでいたら、なんと土曜は日時予約指定のみでさらに1週間前の時点で sold out という状況だったので、休みをとって週のど真ん中に一日かけてみてきた。

東京都美術館は 9:30 から開館して、卒展も同時に始まるので朝イチダッシュで入場。東京都美術館の展示は日本画からスタートするので、まずは日本画の作品集を購入してから散策開始。

日本画はいつもはフィーリングで見ていいな、と思うのを見つけてから作品集をもう一度見て、さらにもう一度見に行くというのをしているので、最初の感触だと良かったのはこれ。

続いてデザイン科のエリアへ。ここでも作品集を購入、5000円といい値段するけど造りも内容も良いので毎回買っている。ここで良かったのは手すりを再考するというやつ、こういうちょっと手を置けるというのが増えるのはいいことに思う。

あと、デザイン科のエリアを見ているとゲームやコミックを制作物としている学生が結構増えているような気がしていて、そういったものも芸術の対象となっているのだな、というのがちょっと面白かった。教師サイドの指導というか前提をアップデートしていかないと大変そう。

続いて地下の展示室へ。ここはいつも工芸と彫刻が展示されている。陶芸で作られたケーキ、全体を通してみてもベスト3に入る出来とステートメントでよかった。そもそも、陶芸でこういう作品を作るのどうやるんだ?というのもしれたのがよかった。

その横にいたライオン、勇ましくて良い。彫刻エリアもざーっとみたけど、東京都美術館に展示されているものの中では唸るようなものはなかったような気がする。やっぱ一度だけだと味わいが足りない。

工芸コーナーへ移動して、ここでも作品集を購入。これは奥の方にあった、フグ。阿吽というタイトルなのを作品集を読んでから知った。

続いて藝大の美術館へ。入り口のロビーに展示されていた作品、描いているのは新聞を丸めて作ったもので見る角度によって見栄えが変わるのが面白かった。正面から見たのが一番いい気がする。

上の階に上がって、工芸エリアへ。漆器でもいいものがたくさんあったけど、鍛金と七宝で作られた種の作品がとてもよかった。これ、内部で LED を使って光らせているとの説明をしてもらったけど、場所によっては LED などがなくても明るく光るくらいの出来だったので、その辺の差分も含めてよかった。

だいぶ疲れたなーとなったけど、昼には少し早かったのでそのまま彫刻棟へ。彫刻、ここ最近はだいぶ好みの作品が多かったけど、今年も当たりばかりだった。これ素材は何?と思ったら木だった。服の部分の作りが本物の布っぽかったんだよなあ。

そして今回見て回った中で一番衝撃を受けたのがこれ、素材がチョコレート。彫刻と聞くと木材か石材から作るもの、と勝手にイメージをしていたのだけど、今回は羊毛であるとか、なんならチョコレートだったりして、自分が持つ彫刻、というのがいかに固定観念であったかを思い知らされた。

彫刻棟を見終わってから流石に疲れてきたので一度東京都美術館のカフェに戻って抹茶パフェを食べた。ごちそうさまでした。食後は再び藝大に戻って散策の再開。

再開は絵画棟を上から見て回った。油画専攻にあった作品。作者は中国からの留学生ぽいのだけど、全体と通して GAP (Global Art Practice)であるとか中国から来ている人がとにかく増えていて、数年前は一エリアだけという展示だった作品の数があちこちで見かけるくらいには増えてきたというくらいの体感だった。

そんな余波なのか絵画棟の展示も「あれ、もう終わり?」という感じで上層3階分しかなく、藝大全体で学科の量としてのバランスも変わってきているのだろうなあとか想像していた。

続いてデザイン科が入っている建物へ。行く途中に卒展全体の作品集があったので買っておいた。

ここでは主に映像やデザインの作品が多いけど、写真にあるように八大地獄を観光地として物産を作って宣伝してみた、というのが面白かった。これを見ると、なんでもデザイン次第で観光地にできるな、とか。

最後に陳列館や周辺へ。建築科のこの展示は面白くて、ちゃんと話を聞きたかったけどやや体調が悪くなってきたのでさらっと見るだけになってしまった。服飾の展示も同じエリアに固めてあって、なかなか見やすくてよかった。

今年の卒展はエリアに警備員の巡回が結構な数がいて、ストーカーなど個人情報を聞き出そうとする客対策なんだろうけど、そのために募金を募ります、みたいな取り組みがなされていて「うーむ」とかなってしまった。やばいやつがいるだけでそれ以外の人が全負けみたいな仕組みはほんとやだね。

後半のほとんどが、体調が悪くて帰宅優先モードだったので会期中に来ることができるならもう一度きたい。

■ 食洗機を直したけどまた壊れた

帰宅してからゲームをしつつ、昨日修理した食洗機を回していたらアラームと共に全く同じ症状が出て動かなくなってしまった。水量計の抵抗が壊れているのが原因なので取り替えました、という話でその時は納得したのだけど、その特定はなんだったんだ、という。

やや立腹モードでもう一度サポートセンターに電話して、週内にもう一度修理をしてくれるように手配はしておいた。とほほ。