ここ hsbt.org に続いて、Google Domains で動かしていた ruby-lang.org も Squarespace に強制migrateされてしまい、どうなるかなと様子見していたけど、案の定 Google workspace を MX に入れている場合は Squarespace が提供する Email routing (hsbt@ruby-lang.org を gmail に転送する、という機能)が使えなくなってしまった。
shugo さんと、それなら Google workspace を g.ruby-lang.org にして、ruby-lang.org をいじることでなんとかしますかねえ、と思いきや Google workspace を使っているときは MX レコードを新たにいじるということも出来なくなってしまい、「はー、Google Domains で出来ていたものが出来なくなってるじゃん」ということで cloudfrare に引っ越すことにしてあれこれ作業をしていた。
方針としては上に書いたように Google workspace は g.ruby-lang.org、ruby-lang.org は Cloudflare のマネージド MX レコードにして、Email routing などはカスタム設定、という感じで shugo さんと二人でポチポチを繰り返していた。これ、Google domains で設定していた Email routing の設定が見ることができなくなっていて、設定は手元に残っている alias とかメールでの設定依頼を掘り起こしてなんとかやっていた。ほんと最悪。
https://bugs.ruby-lang.org/issues/20600
とりあえず、メールであるとか、bugs の通知などは復旧したようで良かった。ほんと後から出てきた Google のサービスは継続性とかサポート体制が最悪に思う。
今週も Zoom に集まっておしゃべり。自分は先に書いた DNS のあれこれをずーっとやっていてあまり話に参加出来なかった。Zoom の AI サマリによると以下のように各自のアクションが決まったそうです(もちろんデタラメ)
次のステップ
• Yusuke: エグザクトGCの実装方法について詳細を調査する
• KoichiSasada: Cコンパイラの拡張なしでエグザクトGCを実現する方法を検討する
• Takahiro: C23のスマートポインター実装プロジェクト「csp」の応用可能性を調査する
• チーム全体: Ruby 5までにエグザクトGCの実装を目指す
• KoichiSasada: フューズを使ってプロセスが停止しない状況を再現し、対策を検討する
• Yusuke: バリュー型のクリーンアップ関数アトリビュートの実装可能性を調査する
• チーム全体: 次回のミーティングで今回の議論の続きを行う
"チーム全体: Ruby 5までにエグザクトGCの実装を目指す" というので笑ってしまったけど、誰かがジョークというか夢を話しただけなのに、そのコンテキストを読み取れずに「決まったこと」としてサマリを作ってしまうのはまだまだだなあと感じる。
昨日、Fedora 38 などを停止した時に Fedora 40 が出ているということを知ったので、それなら aarch64 で作るかなとインスタンスを構築、CI 用に provisioning を実行して Ruby CI に追加していた。Fedora 40 から以下の変更があったようで、provisioning のレシピをいじる必要があった。
zlib-ng-compat(-devel)
を使う必要があるどっちも、「あ、そうですか...」って変更ではあるので、ちゃちゃっと修正してから動くようにした。
今週も discord に集まっておしゃべり。RDRC 2024 の準備をしないとな〜と思いつつ、最近やっている WEBrick 書き換えをしていた。
https://asakusarb.esa.io/posts/1206
モリスさんがやってることをふむふむ聞いたり、最近の Google Maps の挙動についてあれこれはなしたり、MEO(=Map engine optimization)なんて領域があるんですねえ、というのを触れたところで時間切れで終わり。