ぼーっとしていたら 7 月の100分de名著が発売していたので買ってさっと読んだ。著者のボーヴォワールは知らなかったけど、パートナーはサルトルという序文で「はー、なるほど」となった。
解説も上野千鶴子で、1/4くらいはフェミニズムというかジェンダー論の話になりつつ、そこに外から見た高齢者と自分自身が老いていくということについて、多数の引用を行いながら解説していくのはさすがだなあというのと自分自身の老いというのを、自覚ではなく同世代や自分の外を見ることで把握していくってのは自分でもあるなあと感じた。
しかし、この本を読むと、高齢者かつ女性というのは社会的にも厳しさしかないなあと感じるので、少しでも良くなるように一つでも何かを変えられるといいね。
NHK 100分 de 名著 ボーヴォワール『老い』 2021年 7月 [雑誌] (NHKテキスト)
NHK出版
¥495